腐ハウスブログ

腐女子4人でシェアルームしてます。

腐ハウスの毎日とそれぞれの毎日

解釈違いなんてヌルいこといってんじゃねぇまじ分かんなきゃ地獄を見るコース

※あまりのクソぶりに私の悪口が止まらないので「ここ言いすぎやで」ってところがあったら教えてください。

 

ある物語の、世界設定とキャラ設定とキャラのメインビジュアルだけが用意されている。物語本体についてはほとんどストーリーは無い状態で、「挿絵」を描いてもらう。描いているのは、荒川弘種村有菜尾田栄一郎森薫矢吹健太朗……みたいな大御所メンツだとする。さらに、これから荒木飛呂彦の参戦が予定されている。
こんな状態で、ファンそれぞれが素晴らしい挿絵からキャラや物語に対する期待を膨らませていった後に、満を持して出てきた「物語」本体が、あまりにもクオリティが低かった。ただでさえガバガバだった設定がさらにぐちゃぐちゃになり、キャラは崩壊し、ついでにお話としてのクオリティがあまりにも低い。

そういうものが出てきたときに、「原作こそが公式、挿絵から勝手に妄想膨らませてた奴が馬鹿」という人がいたとしたら、それは挿絵を描いた漫画家にあまりにも失礼というものではないか。オタクが荒川弘の絵に「公式じゃない」なんて言えるか?物語が、これから荒木飛呂彦をお迎えするに値するものを作れてないんじゃないか?こんな大御所の絵を使えるほどの物語を用意できているのか?できていないなら、逆に原作こそが、彼らに対して失礼なんじゃないか??


なんとなく漫画家で例えてみたけど、「リリックは公式じゃない」とか言うのは、要するにそういうことだ。ヒプマイの話ですけど。
以前からガバガバ設定で名を馳せていたヒプノシスマイク。CDを買いまくるさーいしゅーうけっせーん!も終了し次の展開はどうなるんだと皆が期待していたところに投下されたコミカライズで、まさかの(しかし予定通りの)大自爆を起こした。現在も延焼中である。

 

CD時点の情報ですでに、設定はぐっちゃぐちゃのガッバガバであった。
そもそも女性向けコンテンツなのに、「女性が支配する女尊男卑世界でその支配に抗う男達」というのがどうかしていた。それって女性を悪者にしてるじゃん?女性向けコンテンツなのに最終的に倒すべき敵が女性ってどういうこと????馬鹿にしてんのか?
仮にものすごーくうまい設定と話にすれば、その設定もまだなんとかできたかもしれない。10000000000歩譲ってできたとしよう。しかし、作中の「女尊男卑」の描写が非常に駄目だった。男性が抑圧されている描写といったら、税金が女性の10倍であることと、中王区に入れないことだけ。別に社畜の独歩が日々上司からセクハラを受けていたりしないし、ていうか上司も男だし、男性の医師である寂雷先生の助手の看護師は今と同じく女性だし、特段街に変わった様子も見られない。

しかしキャラたちは女に支配された世界を憎みまくっているので、「いまどきそれはないだろう」みたいな暴言を吐きまくっていた。ヤクザである左馬刻が「女の(ピー)にでもブチこんで置け」とか言うのはまだ、まだキャラとして仕方ないのかとも思えるが、主人公ポジである山田一郎が「カマ野郎」と言うのはいただけなかった。主人公というのは、この世の差別を否定しなくてはならないものである。「弱いものいじめしない」って設定なんだぞ!
大体武力が根絶されてラップで戦うH歴って何??しかもまだ2年とからしいんだけどどういうこと??なんでこんな世界になってんの??


要するに「深く考えたら終わり」の時限爆弾設定だったのだが、それでも、設定と曲だけの状態ではそれを無視することができた。それは曲が素晴らしかったからだ。
曲の良さで、設定のことはかき消していた。ていうか忘れたかったので都合よく忘れた。

 

しかしだ!
漫画化されたらさすがに無視できないよ!!だって漫画はストーリーを読むものだもの!!ストーリーの矛盾を無視できないよ!!!!!!
そんなことは皆分かっていたので、正直コミカライズってどうなるのか不安しかなかった。そして的中どころか大爆発した。
正直言って、あまりにも酷い漫画だった。ジャンプだったら本誌に載る前にネームでボツになっていること間違いない。キャラとの解釈違いとか以前に、漫画としてクズ過ぎた。
あまりにもすごかったので、以下逐一ツッコミを入れて残しておこうと思う。ネタバレします。

 

巻頭カラー

一体どんなシチュエーション!?1ページ目から全く理解できない。謎の暗闇で一郎が左馬刻の足を掴んで「お願いです!そいつを押されると…!」と縋っているが、「押されると」の日本語がよくわからない。これって「押さないでくれ」ってこと??曖昧な表現はやめろ。意味が通じないし、そもそも何を押そうとしているのかよくわからない。核ボタンか?

 

本編1p

いきなり「西暦××××年」。えっH歴って今の西暦から繋がってたんだ!?第三次世界大戦で世界の人口が三分の二に減り(!!?????)、愚かな男達はディベートで戦争解決を目論んだ(!!!????????)ものの挫折、そして女の手により西暦の時代は終わりを向かえる、ということらしい。

いやいやいや世界の人口の三分の一が減るってすんごいことじゃないですかね。中世黒死病のヨーロッパかよ。確かに歴史上も疫病・戦乱により人口が大量減少すると既存の政体が崩壊することが多いので、まあ、政変が起こって新しい政治体制になるというのは、確かにありっちゃあり。しかしこの書きぶりだと、全世界が女が支配するH歴になるってことなのか?黒死病時代の「死の舞踏」よろしく、厳しすぎる社会環境に人々が集団発狂してラップしだしたって設定なのかな?

ていうかディベートで解決しようとしたってどういうこと??普通しなくない????あとH歴以前の世界では「愚かな男達」が戦争をしていたらしいが、ということはそこは女性指導者は存在しない世界なの???2018年現在だってドイツもイギリスもトップは女性だしIMFトップも女性だよ???トップは男性でも幹部クラスなら女性が既に結構いるでしょ。日本でもキャリア官僚に一応女性いるし。その辺は無視なの??H歴以前にいた女性の幹部は皆「戦は嫌でござりまする!」って言ってたんですかね?????駄目な大河ドラマかよ。ちなみに今年の大河は駄目な大河でした。

 

本編2p
二郎と三郎は児童養護施設で育っているらしい。二郎のサッカー全国大会優勝と三郎の数学オリンピック優勝を祝うつつましいパーティが開かれている。ちょっと待ってくれ。人口の三分の一が減ったのにサッカー大会したり数学オリンピックしたりしてる場合か?人口の三分の一が減る第三次世界大戦てとんでもないことですよ、まだ日本が存在しているのか怪しいレベルなのにサッカー大会??しかも「全国優勝」ってことは日本が一応存在してるらしいけど三分の一も減ったら絶対世界的に経済破綻してるだろ……そしたら児童擁護施設どころか全世界ほぼスラム化しているのは……?
あと、運動ができる→サッカー全国優勝、頭がいい→数学オリンピック優勝、という安易過ぎる設定。そういうハコモノをつけないと運動ができたり頭がよかったりする描写ができないあたりがポンコツ。駄目な作品では頭がいいことをすぐ「東大入試満点!」とかで描写しようとする。そういうことじゃなくてもっと言動の描写で頭がいい、ということを示してほしい。大体天才っていうのは「入試が満点!」とかそんな薄っぺらい感じではないと私は思うわけですよ。少なくとも私が東大で見た「天才だな~」という人はそんな薄っぺらくなかった。
てういかここで気付いたけどこの漫画、たって2年前の出来事らしい。2年!!???2年でそんな世界のドでかい政変が!!!?????

 

本編3~4p
一郎も施設にいるが、施設のことは憎んでいるらしい。施設長に暴言を吐く。あれっそういうキャラ?
施設長に暴言を吐く一郎に対し、二郎と三郎はなんと「あんなクズ」呼ばわりである。一郎より施設長を慕っている模様。ええっCDではあんなにお兄ちゃん大好き設定だったのに、たった2年前はこんな真逆の状態なの?ていうかそうすると、お兄ちゃんをクズ呼ばわりしてた期間のほうが長そうじゃない?お兄ちゃん好きになったのは最近の話だったのか……それにしても2年でここからあんな大好き状態までもっていけんのか?人間の感情ってそんなに簡単か?一郎がヒプノシスマイクで弟達を洗脳したのか?
ていうか、この段階で多分この施設長が実はクズで、色々あって二郎と三郎は施設長に裏切られていたことを知り一郎のほうに来るんだろうなあ、という予測があまりにも濃厚に漂ってくる。

 

本編5~7p
左馬刻登場。妹と暮らしている。えっめっちゃ普通にふたりで暮らしてるな!?DVな父親がいてその父親を「母が殺して自殺かました」凄惨な過去の持ち主のはずだが、めちゃくちゃ普通に暮らしているし仏壇あるし暮らしぶりは悪く無さそうだ……家、きれいっぽいし…ヤクザの仕事が儲かっているのか?左馬刻さまはこの世のあらゆる理不尽と不幸を背負ってきたんじゃなかったのかよ……
そして妹、無駄に巨乳。だし、それでいかにも善良で家事を担っている家庭的な優しい妹、というまたしても安易なキャラ設定。もっと捻りはないのかよ!!私は!私はなあ!左馬刻さまの妹が政府側の人間になってて兄のことを「この野蛮で外道な男は私の兄なんかではありません」とか言ってヒプノシスマイクで攻撃してきて左馬刻さまがショックで膝をつく場面が見たかったんだよ!!!!!妄想のしすぎ?そうかもしれないがそれにしたっていくらなんでも捻りがなさすぎんだろ!どう考えてもこの妹には今後不幸なことが起こり、そのせいで左馬刻さまが政府を憎むようになるのに100兆ジンバブエドル

 

本編8~9p
寂雷先生は何故か「某国」の紛争地帯??で医療活動を行っていた。いや……どこ??某国。全くわからん。ていうかまじでまじで第三次世界大戦でどうなったんだ世界。そして看護師たちが「あの人数の負傷者をたった一人で治療するなんて…」「やっぱり天才だな」などと話している。出、出ーーーーーーー!!!!!!また出たよ安易な「天才」描写。天才医師って治療する人数の問題なの?????いや……人数がすごいとかそういうことじゃないんじゃないの?確かにたくさん治療できたらすごいけど、それってどういうことなの?縫合作業がすごいスピードとか?いや~~天才医師ってそういうんじゃないと思うけどな!!!知らんけど!!!!

 

本編10~12p
乱数登場。街でナンパしていた。何度も言うんですけど第三次世界大戦で人口の三分の一が減少したんですよね??こんな今と同じ街の状況でナンパしてる場合なのか?もっとこう闇市ができたりとかそういうタイプのディストピアになってるんじゃないのかよ。そして非常に決定的なことなのだが、デザイナーである乱数が女の子に見せるデザイン画が、かわいくない。見せられた女の子が「かわいい~~」と言っているが、敢えて言おう、ダサい。いや、前々から薄々気付いていたけど…乱数デザイナーなのに服がダサいなって思ってたけど……それは無視してきたわけじゃん……思い出させないでくれ………
そういやキャラみんなスマホ使ってんな。スマホ?てことは機器の発展レベルは今現在と同じくらいってこと?未来じゃないのかよ。

 

本編13~14p
実はH歴の主導者の一人である無花果お姉さんと繋がっている黒い乱数。それはCDでも知ってました。どうでもいいけど、無花果お姉さんなんで頭にでっかいリボンつけてんの?そういうキャラだったっけ?知らんけど。知らんけど今まで声優さんがやってた無花果お姉さんはリボンなかったよ?そういえばスーパーの2階とかで売ってる安い服って「このリボンついてなかったら買うんだけどなあ」てデザイン多いよね。知らんけど。

 

本編15~18p
山田一郎君の汚いお仕事編。いや待って。本当に汚い。闇金の取立てやってる高校生ってどういうこと?左馬刻さまよりよっぽどヤクザなんですけど……取り立て屋に暴力受けてる夫の姿に怯えてる妻と子どもからなけなしのお金巻き上げるってあまりにも悪い。「正義漢」なんじゃなかったんかい!弱いものいじめには興味なかったんじゃなかったんかい!!これじゃあ「アイムヤクザ!」て歌ってる左馬刻が浮かばれないじゃん!(?)大丈夫?作者、一郎と左馬刻さまの設定取り違えてない?
ていうか、闇金の説明が「イケブクロ・金融屋事務所」なのが地味にくる。「金融屋」って……??ググったら一応使わない言葉じゃないみたいだけど、こういうときに使う一般的な言葉じゃないと思うんですけど…大体「イケブクロ○○金融事務所」とかじゃない?
金を取り立てた相手に「クソ野郎死んじまえ!」と言われたのに対し「子どもの前で汚い言葉使ってんじゃねえよ」などと深刻そうにのたまう一郎だが、いや、待て、言葉が汚いとかそういう問題は既に飛び越えてないか。だったら取立てにきて暴力ふるわすなよな!?子どもから金巻き上げんなよな!??

そしてピザ。話題のピザ。ピザを買ってきて、さっき金を取り立てた家族の部屋のドアノブにピザを袋ごとさげて去っていく一郎。罪滅ぼしのつもりかもしれないがピザを買って来るくらいなら金を巻き上げないでくれ。ピザを買ってきたくらいでは、この大暴落した一郎の株は到底再浮上しないぞ。
ていうか、本当にマジレスですけど、ピザを縦にしたら中でぐしゃってなるじゃん?そんなん分かるじゃん????だったらせめて地面に置いておいてほしいじゃん??なんでドアノブにさげた?さげる必要ある??地面に置けばよくない??何故ドアノブにさげた???????????
ていうか、ほんと、ほんと何度も言うけど人口が三分の二に減ったんだからピザ屋営業不可能では?どうしてもピザがいいなら闇市でピザ買ってきて?世界経済どうなってんの?ピザのチェーン店が営業可能な経済状態なの??

 

本編18p~
ここで突然街頭にサイレンが鳴り響き、大型ビジョンには姫カットの女性が。このキャラで姫カットって……ここは井上喜久子スタイルやろ……とここでまたセンスのなさに呆然とするわけだが呆然としていたら進めないので進む。この姫カットの女性が「言の葉党」党首の東方天乙統女(とうほうてんおとめ)で、今からヒプノシスマイクをつかった武力クーデタで日本を制圧することにした、と伝える。
ここでヒプノシスマイクがまさかの初登場である。ていうか、嘘でしょ、2年前にヒプノシスマイク初登場なの?じゃあたったの2年で「君も男ならラップできるだろう?」「はい!」ってほどに一般に遍くヒプノシスマイクとラップが広まったの?さすがに2年はないだろう、2年は。せめて5年いるだろう、普及まで。いや…いや~~~~~無理だよね2年で普及しないよね2年後にいきなり国民全員ラップできるようになるの?え?

そして乙統女さんがヒプノシスマイクでラップを披露。現首相はラップでやられてしまう。あっ女もラップできたんだ!?知らなかったわ!それはいいんだけど、いいんだけど……乙統女さんがここで披露するラップが、なんかこう……えっそのリリックは……いいの?それで????て思うのは私だけか。なんか、ええ…普通……て思うんですけど…あんまりすごくない……文字で見てるせいなのかな………そして描写がダサい。普通に萎える。少なくともジャンプだったらもっと凝った見せ方をしていたんじゃないか?なあ??(ジャンプ脳)

そして「人を殺傷するすべての武器の製造禁止、及び既存の武器の廃棄」を軸とするH法案が披露される。あの、「H法案(骨子)」て…「骨子」いらなくない?なんで骨子つけた?内部資料じゃないんだから骨子いらなくない???
そしてこれを見て寂雷先生が「これが実現できれば紛争が無くなって世界平和が訪れるかもね」などと言う。

 

ちょっと待ってくれ。

 

H法案は日本だけの法案なんじゃないの??武器をヒプノシスマイク以外全部放棄したら日本の対外防衛はどうなっちゃうの???日本だけがH法案やっても意味無いじゃん??武器が他国から密輸されて終わりだし外部から攻撃受けたときどうするの?第三次世界大戦やらかした後の世界なんだからありうる話じゃないですか。なんなの?武力を放棄して永世中立国になったの??私は常に戦争反対派ですけどこの流れで武力放棄の意味が不明すぎるし理論が弱すぎる。
それともあれなのか、世界中で武器製造禁止なの?H法案は日本だけじゃなくて全世界の女により施行されるものなの?全世界的にH歴なの??????

あのさあ!!!!!!!!!!!しっかりしてくれよ!!!!!世界は日本だけじゃないんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!日本でH法案出したら世界平和が訪れ…るわけないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

もし世界的にH歴が施行されるのだとしたら、規模がでかすぎてそのへんの日本のディビジョンの男には反抗など到底不可能だと思いますよ。だってその場合、世界中の政府がH歴という世界をつくるということで一致団結しているわけですよ。例えば日本政府に楯突いたら国連軍(もちろん女に支配されている)が鎮圧にくるかもしれない。ていうか来る。アメリカ軍(もちろん以下略)かもしれないけどとにかく来る。反抗するなら世界中の男が連帯して立ち向かわなきゃならないけど、そもそも人口の半分を武力で抑えて統治するって並大抵のことじゃないと思うんで、ものすごい迫害と暴力的鎮圧が待ち構えているはずだ。大体クーデタって一朝一夕でできるものじゃなくてそれ以前に既にそういう勢力がそれなりの影響力をもって存在してなきゃだめでしょ、そうじゃないと武力制圧はできてもその後の統治ができないしさ~~~

そんで女が政権を取りました、という宣言に対し、街頭の男達が女達に向かって「女なんてのは男の道具なんだよ!ざけんな!何が女主体だ!」という暴言を吐く。
「女なんて男の道具なんだよ」ってすごいな。あのー、こんな男が台詞吐く存在なんだったら、政権はもう女が取ったままでいいんじゃないですかね???????????こんなことしか言えない男に権利を取り戻してやる意義が全く感じられないんですけども……??????????????????

 

あーもうなんか考えるのがめんどくなってきたけどとにかくクソ。設定がクソ。ファッキンクソ。こんなすごい設定つくるなら、それができる程度の能力を備えていてくれないか。あまりにもクソすぎてツッコミが追いつかない。無理。フィクションとしてクズ。

 


そんな第1話だったよ★って話でした。要するに、これはオタクと公式の「解釈違い」なんてヌルい話ではない。ファンが気をつかって「解釈違い」と言ってあげているだけであって、単純に公式のストーリーのクオリティがクソという話である。
正直こんな低クオリティのガバガバフィクション漫画読まされて暴動が起きないほうが不思議である。こんなにつまらん漫画、読んだのいつぶりだ。ジャンプの泡沫新連載だってもうちょっとおもしろかったりしないか。そうそうお目にかかれるもんではないぞ。
気の毒なのはコミカライズを担当した漫画家さんである。多分だが、あなたに罪はない。このガバガバでろでろの設定を考えた奴がファッキンクソなのである。こんな設定与えられて漫画描けって言われたほうが気の毒である。


とにかく設定とストーリーのこのクオリティの地獄さに比べて、曲は素晴らしかったんだ。曲が素晴らしかったから、きっとこんなにファンが増えたのだ。それはひとえにプロのラッパーさんや楽曲制作の人達の仕事によるものである。彼らは音楽にかけては素晴らしいプロだった。そのプロぶりは、冒頭にあげた森薫尾田栄一郎のような、プロ中のプロだったのだ。
しかして、彼らを受け止めるはずだったストーリーはコミケ島中弱小サークルクオリティだった。島中弱小サークルとは別に隠れた才能というわけではなくて、単純に全く下手でつまらない、という意味である。島中弱小サークルのしょうもない小説に、荒木飛呂彦の挿絵をつけて売ったらどうなるか。そういうことだったのだ。

(2018/12/22追記: 島中サークルの例えについては傷ついたとの指摘がありまして、すみませんでした。削除するのは卑怯かなと思うのでこのままにして、代わりの例えを考えましたので追記しておきます。「私の卒論と『史学雑誌』に載ってる論文くらいの差」或いは「私がpixivにあげてる二次創作と高村薫の小説くらいの差」でどうでしょう。)

 

私は「解釈違い」になったのもやむをえないと思う。だって、プロ中のプロがつくった曲のほうが素人レベルのストーリーより魅力的に決まっている。それを「曲は公式じゃない」とか言うなんて失礼すぎるだろう。荒木飛呂彦と無名の弱小どっち信じますかって言われたら荒木飛呂彦を信じるだろ。素人の小説より荒木飛呂彦の絵が我々に伝えてくるメッセージのほうが遥かに強いだろう。そういうことだよ。
左馬刻さまが「無駄無駄まずお前じゃ格が違うぜ」と歌っているが、ほんとうにそれだった。格が違いすぎた。クリエイターとしての格が違いすぎたのだ。イモ引く前に足洗え。まじで。いやもう引いたか、イモ…


とにかく女尊男卑社会の設定が本当に雑なんだよな~~~設定として邪魔すぎる。これさえなければ、キャラがラップするっていう企画自体は本当におもしろかった。曲がよかったし。
女性向けコンテンツでこんな設定やって、自爆するのは確実に時間の問題だったのだ。

何が一番問題かって、女が男を虐げる世界、において、キャラ達が何を目指しているのかが全然分からないのが問題だ。彼らは何を目指しているのか。女の支配を覆して、どうしたいんだ?男女平等になりたいのか?もしかして女に復讐したいのか?しかし、女がファンの大半を占めるジャンルにおいて、「女の支配を覆せ!」といわれても正直ファンはそこまで感情移入ができないし、どうしていいかわからない。一体どうするつもりなんだろう、彼らは。

 

漫画見てると女を「斃すべき悪い女」と「守るべきいい女」に分けて描写していくんじゃないかという気もして、余計に気分が悪い。例えば無花果お姉さんや乙統女さんは悪い女だから斃す、だけど左馬刻の妹は守るべきいい女だから守る。そういうあまりにも単純で安易なことを考えていそうなのが透けて見える。
もしかしてだけど、単純にカマ野郎とか「女は男の道具」とかそういうドギツい(女性蔑視を含む)暴言を言ってもよさそうな設定を作りたくて、こういう世界観を用意しただけなんじゃないだろうか。そうだとしたら、そうだとそたらだな。

 

 

ファッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

あるリスナーの葛藤:HIPHOPのミソジニーと無自覚について - i-D

この記事によると、ヒップホップとは「「過剰にマッチョで女性蔑視的なジャンル」であり、「男子中学生並みの女性観」を保持した世界である。」のだそうだ。一郎の声優の木村昴さんは「ヒップホップは味方」と言っていたが、果たしてファンの大多数にとって、本当にヒップホップは「味方」足りうるだろうか?そういうことも分かっていないのに女性向けコンテンツでヒップホップを取り上げたのなら、それはやはり安易と言わざるをえないと思う。

しかし、ヒップホップと言えば暴言、暴言といえばヒップホップなんてのも、あまりにもヒップホップというものへの理解が浅すぎるんじゃないだろうか。

「フリースタイルダンジョン」でシーンのミソジニーを喝破したラッパー・椿の“人生を使ったカウンター” - wezzy|ウェジー

ラップ・ミュージックと反ホモフォビアの現在 フランク・オーシャンからキングギドラまで - Real Sound|リアルサウンド
ヒップホップの内包するミソジニー(女性蔑視)だとかホモフォビアについては、もう何年も前から本場でも、最近は日本でも批判されてきたことじゃないですか。本場アメリカのラッパーでそういう問題に真剣に取り組んでる人もいるじゃないですか。そんなん完全無視でミソジニーを突っ走るなんて、ヒップホップ自体への敬意がなさ過ぎるんじゃないですか。ねえ。

 

 

ミソジニーを話題にする目的とは結局何か?~ヒップホップ音楽の場合~|canzume|note
ところで上の記事が検索したら出てきたので読んだ。ヒップホップ市場の大きくない日本においてミソジニー批判をするとヒップホップ市場自体が消えてしまうのでは?という懸念を表明するものであった。今まさにヒプマイで起きていることがそれだろう。ヒプマイのもつミソジニー設定を批判すると、ヒプマイというコンテンツそのものが消えてしまうという懸念を持つ人はいる。
が、ヒプマイに関しては、ほとんど女性の消費者に支えられていたという点からしても、見逃していい理由は見つけられない。それに、女尊男卑設定なんでとエクスキューズをつけることで、曲を作るラッパーの人達も内包するミソジニーを表にだしまくる曲をつくってしまう可能性がある。そんなことしたらヒップホップ自体を嫌いになるだろう。金払って暴言を聞かされるなんてあんまりである。金だけぶんどって暴言は言わせてほしいなんて甘い考えなら、遅かれ早かれ、今のサイクルの速いエンタメコンテンツ消費のなかですぐに消えてしまうだろう。女を気持ちよくさせてくれるコンテンツは他にも山ほどあるからだ。

 

ちょうど今日出たニュースである。

男女平等度 日本またG7最下位 | 2018/12/18(火) 10:08 - Yahoo!ニュース

ヒプマイの世界とは真逆に、日本は相変わらず男女平等度がG7最下位である。149ヶ国中でも110位。そんなリアル男尊女卑社会で生きている女性達に、「女尊男卑」社会で平等を勝ち取る男の応援をしろといわれてもピンとこないし、どうしたらいいかよくわからない。そんなことすら頭に浮かばないなら、運営とシナリオライターは馬鹿にもほどがある。
ていうか考えが無さすぎる。仮にもコンテンツで食ってる人間なのにそんなに思慮が浅くてどうする。私のような単なる事務やってるサラリーマンに内容突っ込まれるってどんだけなんだ?プロなんだろう?素人に突っ込まれてどうするんだ??

 

いやほんとにね、とりあえず曲がよかったしキャラがラップするって企画自体はおもしろかったから、早急に設定をやりなおしてもう一回出直そう!!私はそれを提案する!!シーズン1終了ということで、ここでライターを変えよう!!

本当は、曲を作る人達のレベルにあわせて、シナリオもきちんとしたプロを用意したいところだ。例えば虚淵さんとか。虚淵ならミソジニーが無いとか言いたいわけではないが、クリエイターとしての格とすればそれでやっと同じ地平に立てるだろう。靖子にゃんとかどうですか。天は人の上に人をつくらないが、作品のクオリティと才能には揺るぎない差違がある。趣味の同人活動ならそれをことさらに言うことはないが、プロなのだからやむを得ない。もう一度言うが才能には差違がある。より素晴らしい才能を迎えなくてはコンテンツは死にます。CD買わせまくって金は集めただろうから、頼むから早急にきちんとした人を呼んできてくれ。金が足りないなら純金のトロフィーは溶かして売れ。

 

あとアンソロジーつくろ!金を積んで描いてもらおう!!私の提案は以下です。
イケブクロ → 雲田はるこ
ヨコハマ  → ヨネダコウ
シブヤ   → ヤマシタトモコ
シンジュク → 中村明日美子

どや!どうですかこれ!完璧な布陣!!!純金のトロフィー作ってる暇あったら金積んで口説いて来いや。いいか、私は今ならまだ間に合うと言っているんだ。今ならまだやり直せるはずだ。設定について真剣に考え直してほしい。それができないなら、この企画はここまでということだろう。
ありがとう。半年間楽しかったです。

 

 

最後に、この企画のシナリオを務めている某氏の文章があまりにもインパクトあるのでここにブログを引用しておきます……

この世の中には様々なアニメ、漫画、小説、ゲーム、音楽、所謂エンターテイメントが蔓延っている。これらの共通点は生きる上で不必要なものである事だ。(ここでいう不必要は生命活動において、という点だ)
そんなエンターテイメントだが、存在しなければなんとも味気ない世界になるのは間違いない。だから有限ではあるが無限と言っても差し支えない量のエンターテイメントが産み落とされている。この世界を極彩色に彩る為に。
そんな無限に近い作品郡の中から本作を選び、果てはこのブログまで辿り着く可能性といったら如何程なのだろうか?
なのでここでお会いするのも何かのご縁があってのこと。ほんの少しだけお付き合いください。

 

妹大好きブログ|TVアニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』公式サイト
正直、つらい。二次創作でも3秒で切る。読むのをやめる。