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腐ハウスブログ

腐女子4人でシェアルームしてます。

腐ハウスの毎日とそれぞれの毎日

【The Economist記事】女性差別をやめれば出生率回復するんだよ

The Economistに「やっぱりね~」な記事が出ていたので、

英語で読んでみよー! ってことで軽く解説とか書きましたので読んでみてね。

 

Asia’s new family values | The Economist

第一パラグラフ要約:超低出生率の国の割合は東・東南アジアがすごい多い。

単語

  • fertility (rate) 出生率
  • demographic 人口統計学
  • upside-down family structure 逆さまの家族構成 (four grandparents, two parents, one child) 祖父母4人、両親2人、子供1人
  • Three-quarters 3/4 quarterで1/4。1/3はone-third。

文章

"Three-quarters of all the people (in countries with exceptionally low fertility) live in East and South-East Asia."

出生率が極めて低い国々の)人口の3/4が東アジアと東南アジアに住んでいる。
出生率が極めて低い国々の3/4が東アジアと東南アジアの国だ。

"A rate of 2.1 implies stability: the population is replacing itself. Demographers refer to rates of 1.4 or less as “ultra low”."

出生率2.1が人口置換水準(今の人口を維持する出産数)であり、1.4以下は「超低出生率」と呼ばれる。

 


第2パラグラフ要約:出生率2.1(人口置換水準)と1.4(超低出生率)の差ってそんなに無いじゃんと思うかもしれないけど、実際の子供の数を見れば真っ青よ。
例:1970年代の日本(出生率2.1)では毎年200万人の赤ちゃんが生まれていた。40年後、半分になった(出生率1.4)。

単語

  • 2m 2 million, 200万
  • decades 10年

 

第3パラグラフ要約:出生率低下って回復不可能と思われてるけど、欧州を見るとそうでもないよ。何がアジア圏での問題なのか論文書いてる学者がいるから紹介するわ。

"At the beginning of the 20th century much of Europe also had very low fertility rates. These then rose for decades, peaking in the baby-boom years of the 1950s and 1960s."

20世紀初頭には欧州の出生率は低かったが、その後上昇し1950年代と1960年代のベビーブームでピークを迎える。

 

人口統計学
ペンシルバニア大学 Thomas Anderson
カリフォルニア大学バークレー校  Hans-Peter Kohler

 

第4パラグラフ要約:1900年のフランスでは約半数の女性が事務員などとして働いていたが、女性の社会的地位はまだ低く、「男は仕事女は家庭」という社会規範は根強かった。

 

"At the time, an American sociologist, William Ogburn, coined the term “cultural lag” to describe the mismatch between the material conditions of life, which change quickly, and behaviour and attitudes, which are more resistant to change."

当時、アメリカの社会学者ウィリアム・オグバーンは、文化遅滞(cultural lag)理論を提唱し、変化が速い「物質的文化」と、私たちの行動考えなど変化しにくい「適応的文化」の間にギャップが生じることを説明した。

 

 

第5パラグラフ要約:東アジアではこのギャップがさらに酷い。

"Female literacy is nearly universal, and in Japan and South Korea female college graduates outnumber male ones."

女性の識字率はほぼ100%で、日本と韓国では大学卒業者数は男性を上回る。

 

"Female labour-force participation is also high. But women are still treated in the old ways."

女性の労働参加率も高いが、扱いは昔のままだ。

 

"Until recently Japanese women were expected to give up work on having children."

日本の女性は最近まで出産に際して仕事を辞めるのが当たり前だった。

 

"Working or not, Japanese and South Korean women do at least three more hours of housework a day than their men."

日本と韓国の女性は、仕事をしていても家事をする時間は男性より最低3時間以上長い。

 

第6パラグラフ要約:だからアジアの女性は結婚しないし子供も持たない。

"Such cultural lags are associated with ultra-low fertility because if you force women to choose between family and career, then many will choose their career."

このようなギャップが超低出生率を生む。家庭かキャリアかの選択を迫られれば、多くの女性はキャリアを選ぶからだ。

 

第7パラグラフ要約:このギャップが解消された欧州の国々(仏、北欧、英国)では出生率が人口置換水準まで回復している。一方で社会規範が古いままな国(独、伊)では出生率は低いまま。

"Mr Anderson and Mr Kohler call the recovery in fertility the “gender equity dividend”."

Anderson氏とKohler氏は この出生率の回復を「ジェンダー平等の配当(gender equity dividend)」と呼ぶ。

 

Culture v the law of supply and demand
文化 VS 需要と供給の法則

 

第8、9パラグラフ要約:アジアでは家族や結婚に対する伝統的価値観が強固だから無理だと言われるが、工業化の速度は欧州よりもアジアの方が速かったし、初婚年齢もここ30年で5歳も上がってるし、もっと出来るはず。

"High rates of childlessness and delayed marriage show that Asian women are dissatisfied with the choices on offer. "
子供を持たない率の高さと結婚の遅さは与えられた選択肢が満足いくものでないことを示している。

"No less important, there is a mechanism which may increase their scope to secure more palatable outcomes."

ここにもっと満足できる選択肢を提供するようなメカニズムが働く。


第10パラグラフ要約:アジア男たちは思い知るぜ。

"Everywhere, men marry women younger than themselves, and Asia is no exception."

だいたいどこでも男は年下の女と結婚する。アジアもそうだ。

 

"But in societies such as Asian ones where fertility is falling, older cohorts of the population are by definition larger than younger ones."

出生率が下がってる社会では、上の世代の方が人数が多い。

 

"So there are more men of, say, 25-30 wanting to marry than there are women of 20-25."

25~30歳の男が20~25歳の女と結婚したいとすると、男の方が多いことになる。

 

"Over time, small imbalances in the marriage market build up to create enormous pressure for change."

この差は結婚市場に大きな変革へのプレッシャーを作り出す。

 

"By some estimates, by 2070 in some Asian countries there will be 160 men seeking a wife for every 100 women seeking a husband."

ある予測によると2070年までにアジアでは結婚市場は男性160人に対して女性100人といった具合になる。

 

"Men will have to compete much harder if they want to attract a mate, and that surely means doing more housework. (Those who insist on old-fashioned gender roles will doom themselves to bachelorhood.)"

結婚相手を獲得するため、男性は激しい競争にさらされる。これは家事をもっとやることを意味する。(古い性別規範にこだわるものは独身をかこつことになるだろう。)

 

"With more supportive husbands, women will find it easier to combine motherhood and career, so they will have more babies. Asian culture will adapt to reality, just like any other."

夫が協力的であれば、女性は育児とキャリアを両立しやすくなり出生率は上がるだろう。アジアの国々も現実に適応することになる。他と同じようにね。

 

********

最終パラグラフに英国っぽい皮肉を感じるような…。

「女に三角関数は要らない」とか言い出す人がのうのうとしてるようじゃ道は遠いですねー。

 

まあこの記事も「In Europe the cultural lag closed eventually.(欧州ではギャップは無くなった)」とか言ってるけど、「With more supportive husbands, women will find it easier to combine motherhood and career」って、夫の子育てはお手伝い(サポート)じゃなくて親として責任は同等だし…っていうイマイチ感あるけど。

 

ハフィントンポストでは、まずは「良妻賢母」好きを、やめてみる。 | ニッセイ基礎研究所と言ってるけど、The Economistに従えば、家事・子育てしないような甘い考えの男をボイコットしてやるのが需要と供給の法則で締め上げるのに効果的かもしれません。