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腐ハウスブログ

腐女子4人でシェアルームしてます。

腐ハウスの毎日とそれぞれの毎日

かぐや姫、問題のあるレストラン…近作に見る日本のフェーズ

あやさき

ジブリ映画「かぐや姫」、フジテレビのドラマ「問題のあるレストラン」、あと漫画代表で上げるならなんだろ? 大北紘子の百合コミック『裸足のキメラ』とか。 どれもジェンダー意識の高い人々の間で話題になった作品です。

これらは確かに問題提起力や作品としての質も高く、話題になるのは納得。しかし、なーんかすっきりしないんですよね。

 

 

  • 「問題のあるレストラン」→現実すぎて辛い。見ると疲れる。

 

  • 『裸足のキメラ』→悔し涙と辛み。重い。

 

 

→→→全体的に重苦しく、辛い!

 

これで思ったのが、「日本って今、“膿出し”フェーズなんだなー」ってことです。

 

膿出し、もしくは差別・抑圧・ハラスメントの棚卸し。「こんなことをされた/言われた! おかしい!辛い!嫌だ!」「○○は差別/抑圧/ハラスメントだ!」という声がやっと表現されたという段階。

 

こういった問題が改善に至る段階は、

 

  1. 問題を認識する
  2. 声を上げる(問題提起)
  3. 議論・抗争になる
  4. 認識が広がる
  5. 差別の改善

 

という感じかと思いますが、今は1~2っていう段階なわけですよね…。

 

 

ま だ そ こ か よ !

 

 

いやー薄々気づいてましたけど…。ここ数年、フェミ系ツイートがバイラルするたびにフォロワー数が増えていったんですが、「怨念・糾弾」系が一番RT数いきます。次に腐女子関係かな。

 

世間的に1.問題認識→2.問題提起が求められていたと考えるととても納得です。「もやもやしていたけど、あなたの怒りツイートを見て『怒っていいんだ!』とスッキリしました」「言ってくれてありがとう」という反応を頂くことが多かったのもそれに合致します。

 

「こんなことは当たり前なんだから、我慢すべきではないか…」「私が自意識過剰なのでは」と悩んでいる方が多いんでしょう。心痛むことです。

 

犯罪や災害の被害者の快復などもそうだろうと思うのですが、まず怒りや悲しみ、不満を表明して毒を出し、それが済んでからやっと前向きになれると思うんです。だから、今の状況は進歩です。「わたし、抑圧なんてまったく感じたことがないです」「肩肘はって髪を振り乱して男と張り合うなんてダサい。女はしなやかさ♪」みたいな薄気味悪い皮を脱ぎ捨てて、怒り爆発なのは全然OK。

 

でも。

でも、私はもう次のフェーズに行きたい。

毒を吐くことは必要。分かってるし、自分もやる。

でも、“膿出し”フェーズに留まってる限りは次の段階に行けないのも事実。

いまだにかぐや姫のように救いも無く、いっしょに毒出しできる仲間もおらずに闇の中にいる人がいる。

だから一人ひとりは自分のペースで「快復への道」をたどっていってほしい。

でも、もう、2015年だよ? 国民的アニメ製作会社の作品が、みんなが見る時間のドラマが、このフェーズだよ? もう次にいってもいいんじゃない?

ツイッターで、「怨念・糾弾」系のつぶやきはみんなが同意してくれる。

だからやっぱりしてしまう。

「わたしは間違ってない」「みんなが居る」って確認したくなる。

ずっと、“ここ”に居たくなる。

でも。

 

過去の亡霊に足をひっぱられず、自由をつかみとるにはどうするか。

 

もうそろそろ、未来を見たいから、

いまは怨嗟のなかに居るのが少しつらい。