読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

腐ハウスブログ

腐女子4人でシェアルームしてます。

腐ハウスの毎日とそれぞれの毎日

2016年総括② 初Kinki Kidsコンサート~韓国旅行

①の続きです。


○12月 Kinki Kids東京ドームコンサート

何故か、初めてキンキのコンサートに行くことになった。同居人ちゃんがチケを余らせていたからである。多分私が初めて買ったCDはキンキのガラスの少年であったと思う。まだ細長いジャケットで小さいCDの時代である。三十路を前に私も古い人間になったなとことごとく感じた2016年だったんですけど、キンキも20周年だそうです。

コンサートが始まってびっくりしたのはまずバンド!バンドの人数がすごい。並大抵のバンドではない。そしてダンサーさんもすごい。ジャニーズのダンサーは皆ジャニーズジュニアがやってるのかと思ってたんですけど違うんですね、プロのダンサーさんだ。

そしてキンキの二人が登場するわけですが、二人の衣装が振り切って全然違う!色味とかで一応統一はしてあるんですが、光一さんが一貫してジャニーズ王子スタイルであるのに対し、剛さんはたるたるとした身体のラインが一切見えない衣装で貫かれていて完全に謎のバンドマンの風体。
アイドルグループの醍醐味として、「私生活だったら絶対に友達にすらならないような趣味も性格も違う人間達が、会社によって一蓮托生のグループにさせられたことによる絶妙な人間関係の機微」というのがあると思うんですけど(これが自らメンバーを募って結成したバンドとかとの大きな違いだと思うんですよ)、キンキの服装はそれの極地って感じがした。王子と謎のバンドマンが何故かデュオを組んでいる。そして20周年。すごいなキンキ。

バンドもダンサーさんもプロなのでそれだけで見ごたえ聴きごたえのあるステージ。しかもなんだかんだ言っても私はキンキ世代だったみたいで、曲は大体知ってるんですよね。流れるたびに「あ、聴いたことある」という曲ばかりで、自ら聴いたことはあまりなくてもそれでも知ってるもんなんだなあと感心する。

ソロステージはもうね、王子とバンドマンのそれぞれの極みって感じでしたよ。
まず光一さんのソロでは、私の想像する「いかにもジャニーズ」みたいな舞台が展開された。キラッキラの衣装で踊ったり歌ったりくるくる回ったり。ダンサーさんも素敵だ!ここまで存分にジャニーズっぽい世界観でキラキラしたかと思ったら、急にギターを弾く謎のバンドマンが舞台に現れた。あれは……謎のバンドマンこと剛さんだな!!
ここから剛さんソロが始まったんですけど(以下記憶が微妙に曖昧なため順序等違う可能性あり)、一曲目はしっとりバラードだったとして次からがすごかった。謎のバンドマンとバンドによるセッション。これがめちゃくちゃ長い。延々と続くセッションで、剛さんはバンドの一部と化していてモニターにすら映らない。延々とセッションが続いて、なんかよくわからんけどすきなことやっててすごいなと思っていたら、やっとモニターに剛さんが映った。「お?」と思った次の瞬間から何かをリズムに合わせて言っている。なんと言っているんだ。耳を傾ける。

「おっさんおっさんおっさんおっさん……」

おっさん…??
おっさん?おっさんて…おっさんのおっさん……???深まる疑問のなかおっさん連呼は続いた。おっさん??おっさんて言ってるの??え??一体なんて言ってるんだ??え??おっさん?????

混乱!!!!なんでおっさん!!!!????ていうか本当におっさんて言ってる??????なんて言ってるの????????????

そして剛さんが語りだした。
「僕達の宇宙とみんなの宇宙がひとつになると最高にハッピーになります」(記憶曖昧)
え?????どういうこと??????????????

宇宙???と混乱に拍車がかかったところで、「僕が指を掲げる数をみんな瞬時に判断して飛んで欲しい。今年溜め込んだ脂肪燃やしてほしい(記憶曖昧)」とたたみかける。
延々と続くセッション。そして剛さんが高々と指を一本掲げた。

「1」にあわせて、バンドと照明が跳ねた。

待ってこれは一体なんの……!!?????
うろたえる初心者をよそに剛さんは何回も指を掲げた。2、4、3、1、3…… それを瞬時に判断して跳ねるバンド&照明。
これが…これが宇宙!?????よくわからない。よくわからないが跳ねる人々。宇宙。そして最後に剛さんが1とみせかけて6(?)を掲げ、そこからセッションはクライマックスに向かった。本当によくわからなかった。でもなんかすげー、と思っていたら、ここでいきなり、いきなりだよ?いきなり、「薔薇と太陽」が流れてきた。どっかの歌謡祭かなんかで見聞きした、キンキさんの新曲(多分)。
知らない人はどっかで探して聴いてみてほしいんですけどこれがまたむちゃくちゃ「ジャニーズっぽい!!」て感じのドラマチックな曲で、さっきの宇宙のセッションからいきなりこの超ジャニーズミュージックが流れてきて、舞台にジャニーズ王子の光一さんが現れて踊りだすんですよ!!!異空間すぎるよ!!!なんか!!!!

そこから怒涛のメドレー(どの曲も知ってて懐かしかった)ののち、一旦終了。ああ終わったなあと思ったら終わった瞬間からアンコール始まった。ファン熱いな!!こんなにすぐにアンコール始まったの初めて体験した。いや、普通こんなもんなの?普段私が入り浸ってるSHINeeのアンコールがのんびりすぎるの?そしてアンコール始まるのも早かった。さくさく進行で熱気が冷めないのがすごい。アンコールの剛さんの衣装はフォースとともにあれって雰囲気でした。

ところでトークなんですけど、これもトータル1時間くらい喋っていたような気がする。「おれたちめっちゃ話すからね」と本人達が言っていたとおりにめちゃくちゃ喋っていた。
トークおもしろかったけど、これ自分が日本語わからないファンだったら死んでたな。ソウルコンとか行くとトークの間やっぱり聞き取れないしネタもわからんしでやっぱりつらいなあ、と思うことがあるのを思い出した。これファンになったら死ぬ気で日本語勉強しないとだな…相当上達しそう…
あと、先日に①で書いたとおりジョンヒョンさんのソロコンでの差別的発言で燃えたのがあったことを思い出すと、相当ひやひやしたところもあった。
男子ファンいじりというジョンヒョンさんソロコンと同じターンのあたりとか…
多分韓国だったら公論化アカウントができてたんじゃないか。この辺はちょっと、やっぱり社会全体が認識をアップデートしてかないといけないですよね、この二人が云々とかそういうレベルではなくて。

いやしかし終わって最初の感想は「おもしろかった」でした。お金は有限でもう私にはお金を使うべきひと(SHINee)がいるんで毎年は無理だけど、3年に1回くらい来たい。そういう楽しくておもしろいコンサートだった。

 


○12月 SHINee 日本シングルWinter Wonderland発売

12月おもしろいことありすぎだろ。
さて、迎えました日本シングル発売。先日のFNSで相当盛り上がり、あとどうも日本公式アカウントであるシャイニッターさん、中の人変わった?とりあえず前に比べて格段に活動的かつ人間的かつよい感じである。CDのFC版に、2014年SMTown伝説の雨のEverybodyDVDをプレゼントという、これまででは考えられないようなファンの心を捉える特典まで追加してきた。FNSでファンの信仰心も高まり、皆がシャイニッターさんに感謝の気持ちを述べるなど和気藹々とした雰囲気であった。
SHINeeオリコンでウィークリー1位を取ったことがなく、今回こそいけるのでは?という雰囲気であった。これまではAKB系列とかジャニーズとかと同日発売になることが多くはじめから「今回も無理かあ」みたいな感じもあったのだが、このたびはぱっと見強敵がいないように見えた。見えただけだったのだが。

そういう雰囲気で迎えた初日。まさかのデイリー2位。ええ!?となって1位を見ると、ボーイズアンドメン研究生、とある。誰。
多分多くのファンが「まさかの!?」的な感想だった。ボーイズアンドメン、名古屋発のアイドルとは聞いたことがあったが、まさか研究生という存在もあったとは。最近売れてるらしいとは小耳に挟んでいたけどそうか、こんなに売れてたのか…と衝撃が走るなか、唐突にキスマイファンから「我々もかつて戦った」という情報がもたらされた。どうもキスマイさんは夏あたりにボイメン本体と激突し、そのときはファンの決死の追加購入で勝利を手中に収めたという。これを「追いしゃらら」と呼ぶそうである。

「追いしゃいに」

追いしゃららという秘伝の策を授けてくれたキスマイペンにならって、このような語が爆誕した。ここから決死の追加購入が始まったのである。このタグを見たのか、生まれ変わったシャイニッターさんも突如追加特典を発表した。タワレコ購入者へのクリアファイルのプレゼントである。正直、「クリアファイルかよ!!」となった。

私はこのCDランキングというのに疑問を持っている。だって今時CDなんか誰が買うんだ。オタクだ。オタクがCDを買うのだ。それは握手券とかコンサートの応募シリアルナンバーとかクリアファイルとかとにかく「特典」のために買う、あるいは「一位になってほしい」ために買う、というもので、確かに「一番金を使えるオタクはどこだ」を見極めるランキングにはなると思うけど、正直それが一体なんなんだ、とも思う。せめて音源も加えてくれないと「音楽」ランキングとしては使えないし、何よりなんかこうオタクを煽って煽って買わせまくる商売方法も正直もうちょっとどうにかなんないの、と思うんですよね。煽られてそれに乗っかって消費しまくるのってトランス状態みたいで楽しいんだけど、でもそういう商売しかないっていうのもなんかなあ、とも思う。
これは韓国の歌番組とかでもそうなんですけどね…でもなあ、じゃあ1位じゃなくていいのかと言われるとやっぱり「アイドル」はそうもいかないしなあ…

そして2日目。どうだ!?と見ると、なんとまた2位!!そして1位は全く違う人々に変わっていた。QUARTET NIGHT、略してカルナイ。誰。
なんと、アイドルゲーム&アニメ(というほど私もちゃんと見てないのであれです)「うたの☆プリンスさまっ♪」の派生ユニットだそうである。今度は二次元か!!!!!!!!!!

ここへ来てオリコンシングルランキングは、ご当地、Kpop、二次元の地域と次元を超えた三つ巴の争いと化した。特典もそれぞれ「会いにいける系」と「コンサート応募券」と「クリアファイル」「FC限定DVD」などと多様である。追いしゃいに、のタグに触発されてなのか、気がついたら「追いカルナイ」なるタグも発生。私はうたプリファン(というか二次元オタク)はオリコンとかは特に意識していないのかと思っていたが、どっこいめちゃめちゃ全然意識していた。そりゃそうか。アイドルだからね…。

もうね、なんかもうすごかったよ、ファンの決死の追加購入の嵐が。ほんと、ファンダム同士が金で殴り合ってる感じだった。オリコンデイリーランキングはファンダムの金と愛による総合格闘技だと前々から思っていたけど、実際参入してみるとまじでエグい。まじで、エグい。
実は私はそのとき前々から予定していた韓国旅行でソウルにいたため、タワレコとかには行ってないんだけど、なんかもう空気がすごかったよ。この熱狂と闘志みなぎるTLが。

結局ウィークリーランキングはカルナイさんの勝利に終わった。SHINeeはデイリーは2回ほど1位をとって盛り返したが、惜しくも及ばなかった。
いやあ、なんか、すごかったな。
同時に、やっぱなんだかんだ言っても金と手間を使ってくれるファンに勝るものはねえな、と思った。こんなにお金と時間と手間というたら体力まで使ってくれるファン、すごくないか。すごいよ。これがアイドルを「応援する」ことなんだなあ、と改めて思った。この情熱を持てるファンはすごい。

すごいが、買う買わないのプレッシャーとか無く応援したいなあという気持ちもやっぱりあるのだった。根が怠惰なので、プレッシャーとかなく楽に応援したいという気持ちが常にあるのである。その点売れて売れて仕方ないみたいなグループが羨ましいという気持ちもやっぱりあるなあ…

こうやって煽って煽ってお金使わせまくるからこそ、当然アイドルに対して「金払ってるんだ」みたいな風潮も生まれがちなんじゃないかとも思う。アイドルとファン、ただそれだけの関係なのに、難しいなあ。最終的にはお互いハッピーにいられることを願うばかりですが、先日スマスマの最終回を見てさらに憂鬱になった。

 


○最後 韓国旅行

年末、シェアルームの同居人ちゃんたちとソウル行ってきました。本当はミノ君の初主演映画「二人の男」を見ようと思ってたんですけど公開終わってた…

ということで、代わりにコエックスで上映がはじまったばかりのSHINee World Ⅴサラウンドビューイングを見てきた。あのねえ、めっちゃよかったよ!!!!機会があったら皆ほんと見て!!
臨場感あるし、メンバーのアップの画面と前景映像をうまく編集してあって、普段見逃していたメンバーの動きとかをつぶさに見ることができて大変感動した。ソーアメージングからカラフルの流れ、めちゃめちゃ楽しい。
あとミノ君のイスマンコールを体験することもできます。イスマンコールはまじでやばい。

コンサートとかで渡韓すると時間や場所に制約がかかってなかなかのんびりできないので、今回はとにかくちょっと遠い場所にある食堂まで行ってご飯を食べたり、チムジルバンでひたすらゴロゴロしたりできてこれはこれでとても楽しかった。東大門のDOOTA行ったらめちゃめちゃ素敵な服がめちゃめちゃ売ってて金持ちだったらあそこで買い物するの楽しいだろうな…結構なお値段だった。でもかわいかったなあ…!!

 

 


さてもう2016年も終わりですね。いやあおもしろいこと多かったなあ。
残りのタスクは韓国の歌謡祭をチェックするくらいですかね。
KBSのテミンさんとバンタンの子のコラボが楽しみです。

来年も平和に韓国アイドルを追える世界でありますように。
よいお年を。

 

 

 

 

2016年総括① 北京旅行~FNS歌謡祭


2016年がそろそろもう終わりですね。今年もなんかダラダラしてたら終わってしまったなあ…
だいぶブログを書くのをさぼっていたんですが、年末なのでサボっていた間におもしろかったことを総括して2017年を迎えたいと思います。


○北京旅行

北京行ってきたんですけど、大学2年生のときに旅行で行ったきりなんで、もう何年ぶり?8年ぶり??
香港とか台湾はSHINee見にがてら行く機会があったりしたんだけどなかなか大陸に行く機会がないので、やっと行けて本当によかったです。そして前回行ったときが北京オリンピックの年でそのときもだいぶ再開発したという話でしたが、今回行ったらさらに街が整備されまくっていた。びっくりした。
あまり食道楽ではないのでほっておくとあんま大したもんを食わずに終わってしまうところ、今回は一緒に行ったお友達のおかげでおいしいものがたくさん食べられて本当によかったです。

ところで北京ではなかなかタクシーを捕まえるのが難しいらしく、「ちょっとここまで歩くのはしんどいなあ」みたいな距離でタクシー乗ろうとしたらどうにもこうにも断られ(距離が近すぎるとダメっぽかった)そして我々がお世話になりまくったのはトゥクトゥク的な乗り物であった。電動自転車トゥクトゥク的な??正式名称は不明なんですけどもうタクシーに断られまくってでも歩くのはもう疲れてるしバスはよくわからんしどうしたらいいのー!!てときに何度トゥクって助けられたことか!トゥクのおじさんほんとありがとう!!
しかし車がバンバン走ってる何車線もあるでかい道路を堂々とトゥクで走るおじさん達には恐れ入った。そして4人乗りのトゥクに6人とかで乗る我々もどうかと思う。

あと英語ツアーのほうが安いので、万里の長城&明十三陵は英語ツアーで行ったんですけど、我々6人のほかはオーストラリア、ニュージーランドマーシャル諸島からいらっしゃったという方々だった。私今まで「これは日本社会で育った人間特有の反応」なのかとか考えたこともなかったんですけど、「は~なるほど~」というときに「ああ~~~!」て相槌を打つじゃないですか?で、ガイドさんが色々説明してくれるたびに「ああ~~~!」て言ってたんだけど、そのたびに同行の皆さんが「……(笑)」てなるんですよね!?この反応って日本以外ではしないんだったっけ!?全然考えたことなかったよ!!
そのほかにもバスのなかでぺちゃくちゃ喋りまくり、ご飯をもりもり食べ、「ああ~~~!」を連発し、我々は東夷としての蛮行を尽くしたって感じであった。
北京楽しかった。今度は内陸の都市に行ってみたい。西安とか!

 

○ジョンヒョンさんソロコンライビュ

これはだいぶやばかった。ひとりで行ったことを後悔した。
冒頭からいきなり上半身裸のジョンヒョンさんがぐねんぐねん踊る映像が流れた時点でもうだいぶやばかったし、映像のあとご本人が「X」(ライブ名)に鎖で縛り付けられてバーンて昇ってきたのを見たらもうほんとやばかった。そこからもうぐねんぐねん踊るし筋肉テッカテカだしギラッギラだしもうほんとやばかったのに、ついに宙に飛ぶまでしたので死んだ。ひとりで悶え死んだ。やばかった。このコッテコテの世界観。
さっきからやばかったしか言ってなくて語彙が死んでるが死ぬしかない。語彙が死ぬしかないコンサートだった。ぱねえ。(語彙)

オシャレターンに入ってようやっと息つくことができたけど、ほんとにすごかった。アンコールでベースまで弾いちゃうし、脱ぐわ歌うわ踊るわ喋るわで詰め込み放題もパンパンでお腹一杯です。これを真剣にカッコよくやるというジョンヒョンさんはすごい。これはなかなかできることではないよ。
ていうか、オシャレなのもすきだけど、こういうコッテコテなのもすきなんだね、ジョンヒョンさん…コンサート名からして「X」だもんな…!!

すっかりソロも板についてきたなあ、と思ったけど、それでも「アイドル」であること、SHINeeであることをやめないでいてくれるというのは大変貴重でありがたいことだなと思った。

そういえばこのコンサートの映像(ボリウッドっぽいダンスなど)およびジョンヒョンさんの発言(男性のファンに対し「僕は『そっち』じゃないんですけど」と言った※言った言わないについても議論あり?という件)が、韓国で「公論化」されていた。何か問題等があったとき、韓国ではネットで問題提起し回答を求める行動を「公論化」と呼ぶようです。ツイッターで「公論化」アカウントを作ったりして、会社とアイドルにフィードバックを求める動き。アイドルのファンダムでも結構見かけましたね。
1日目終わって私が寝ている間に公論化(他国の文化を差別的に表現している、同性愛嫌悪的な発言である)→ジョンヒョンさんからの素早い回答まで全て終わっていた。自分で過程を追う前にそこまで終わっており、しかも起きたときにはそれまでファンダム内で起こっていた別の問題(アイドルの写真を使って卑猥なコラをするな、という話らしい)とも合体しており、2日目にはさらに問題は大規模に延焼し、何がどういう問題なのか全貌を全く理解できないまま、韓国語ができないので情報を追う事もできずうやむやのまま、そして下火になったっぽい。
ボリウッドっぽい映像については、正直私はそれをネットで見かけたときには特に何も思わなかった。その問題が起きていることを知って、初めて「そういえばそうなのか…」と認識したくらいである。
改めて自分の認識の水準はまだまだということを思い知らされたし、素早い対応があったことはよかったのかな、と感じた出来事だった。

 

SHINee World Ⅴ横アリ

すばらしかったね!!!!!!!ほんっとうにすばらしかった!!!!
ワールドツアーに日本も入れてくれよう…と願って久しかったわけだがその夢が!ついに!!叶った!!!!何事も言葉に出して願えば叶うのかもしれん。感無量。
日本でやるということは日本語版があるのは日本語版になるかな?と思っていたんだけど、どっこいさよならひとりに至るまで全て韓国語でお届けだった。これにもびっくり。ソウルコンの感動が蘇りまくったよ…どの曲もいいなあ、そして振り付けもかわいい、素敵。

稀に見る高倍率のチケット争奪戦で、幸運にも友人に誘ってもらって行けた。自分で申し込んだのは落ちた。一日目に行ったんですが、なんとTriggerの途中で音声トラブル?電源トラブル??で曲が止まるというまさかの事態にも立ちった。こんなことあるんだな…そしてそれでも流れが止まらないようにトークでつないだりするSHINeeさん達の経験値。
正直SHINee本人達のスケジュールがパンパンすぎてこっちもその状態でこのコンサートやって体力的に大丈夫なのか!?と思ったし、実際Everybody終わったあとのSHINeeの疲れた背中は、初めて見たSHINeeの「年相応の人間」の後姿だった。本当に本当におつかれさまです…

韓国語が分からない人間にとってソウルコンは本当に楽しいけどトークがわからないのがつらいところもあって、ソウルコンのセトリを日本でやってくれて、でもトークも分かるなんて最高のプレゼントすぎるじゃないですか。本当にありがとう。
あの鬼のようなセトリは、1年に1回もないソウルというホームでの最高のコンサートとして迎えるからこそ可能なのかもしれないけど、それでも本当に今回の機会はありがたさしか感じなかった…!!

あと、なんか今回ソウルコンと同じように、アンコールの前の映像で流れる「 너의 노래가 되어(An Ode To You)」を歌おう、という流れがあって1日目は歌ってる人ほぼいなかったけど、3日目はかなり歌っていたようである。したらなんだか韓国のファンダムのほうではものすごく評判がよかったようで、「日本のファン見直した、すごい」みたいな賞賛ツイートを多く見かけた。「歌う」という行為ひとつでこんなに!?とちょっとびっくりしたのは確かである。それだけ韓国では「歌う」という応援の仕方の意味が大きいんだということを感じた。キー君も「韓国語なのに一緒に歌ってくれて~」などとコメントして喜んでいたようだったし。日本だとコンサートで一緒に歌ったりすると「お前の歌を聴きに来たんじゃねぇ」てめちゃくちゃ叩かれるけどね…
とりあえず次回のソウルコンのために歌詞暗記を強化しようと改めて思った次第である。勉強にもなるし。アイドルは国境を越えるけど、ファンが国境を越えることは意外と難しく、Kぽアイドルでは特によく俎上にあがる問題にもなるけど、こうやってひとつひとつこえてゆけるタイミングがあるといいんだけどなあ。「夫婦をこえてゆけ」じゃないけどそれこそ。

 

SHINee FNS歌謡祭出演

オニュさんの!誕生日に!!!まさかの!!!地上波!!!!!まさかの!!!Everybody!!!!!

FNS決まったというファンクラブからのお知らせが来たときはついにゴールデンタイムの地上波…と感動したものの、でも多分発売予定の日本の新曲なんだろうなあ、と多分みんな思っていた。ツイッターでも「歌唱力は伝わるけどでもダンスが…」という声を多く見かけた。私もあれでSHINeeが判断されたら残念だなあと思っていた。いやだってさあ、やっぱ踊れるって見せたいし曲も韓国の曲のほうがやっぱりいいしさ…(この辺は100回くらい話したのでもう言わないようにしたいんだけどでもやっぱりさーーーーやっぱりさーーーーーーーー)

と、皆が生暖かく当日を待っていたところで突如ユニバ公式からYoutubeに初東京ドームしょっぱなのEverybody映像が上げられた。どうしたんや!!FNSに向けて気合入ってるなユニバ!!
と、ちょっと期待が高まったところで公式からまさかのお知らせが。FNSではEverybodyを歌います…だと……!!?
どうしたんや!!ユニバ!!!!!やればできる子だったのか!!!!!!!にわかに沸くTL。俄然期待が高まってきた。さらにクリスマスメドレーまで歌うという。公式ページで出ているクリスマスコラボメドレーは、え、これ全部ジャニーズなんですけど、まさか一緒にやるの…?ジャニーズと…??そんなこと日本の芸能界で可能だったの!!??

冬ソナから続く韓流ブーム頂点のときから一転、嫌韓の潮流になって以来今は本当に地上波に出るのが難しくなりましたよね…。私はあの当時はまだファンじゃなく一介のアニメ漫画オタクでしたけど、そんな私でも相当テレビで韓流アイドルとか俳優さんとか見てました。今は隙あらば韓国や中国を見下したり露骨に嫌悪したりする報道や発言が増えて(表に噴出してきただけでずっとそういう下地はあったんですが)本当に嫌です。社会の空気を読むテレビ局も本当に韓流アイドル出さなくなったし、それなのに音楽ランキングの上位には韓流アイドルが常にいるしでその無死ぶりが余計不条理に感じられる昨今。ゴールデンタイムの地上波でしかも!Everybody!!

当日はもう朝から私もTLもふわっふわ浮き足立ちまくり。職場の飲み会を華麗に断って自宅へ直帰。あと少しで家に着くというところで7時になってしまう。TLを見ていたらジャニーズのクリスマスメドレーが始まったとの報。え?もうここで??クリスマスメドレー出ちゃう!!????TLも私も慌てふためいて右往左往するなか、SHINeeは出演無し。ここじゃなかったんかーーい!!

走って帰ってテレビをオン!そこから絶対に見逃さないぞという気合でテレビを凝視し続けた。こんなにテレビを真剣に見たのいつ以来だ。アーティストが変わるたびに私もTLでも「次か!?」「違った!」「まだかー!!!」というコントを繰り広げる。心臓が痛い!緊張で!!
そして9時近く、ついに画面に「SHINee」の文字が!!!!え!?クリスマス!!??Everybodyじゃなくて!!????
まさかの先にクリスマスメドレー、SHINeeはこちらでした。


SHINee 20161214 FNS 「 Wonderful Christmas time」

いやびっくりするくらい緊張してたね!デビュー10年にもなるのにそれでもこんなに緊張するんだね!!そんな緊張の面持ちのなか、オニュさんの伸びやかな声がスコーンと耳に届いた。お…オニュさん…!!!!歌うまい!!!!歌うまいよ!!!!!オニュさんがリーダーで本当によかった泣!!!!!!!!!!!あと衣装イイネ泣!!!!!!!!
一瞬だったがむちゃくちゃ感動した。髪型も衣装もトンチキじゃない!!
次は10時くらいに出るらしいというどこから漏れてきたかしれない謎情報があったため、次こそのEverybodyに備えてまた待機。いつ出るんだ…次か?いやまだか…!という緊張が果てしなく続く。途中、きーちゃんのインスタにオニュさんお誕生日を祝う動画があげられて歓喜。やっぱり緊張してたんだね…映像ありがとう泣。尊い泣。一瞬寝転んでる映像が映り「え、SHINee!!?」と私もTLもざわざわしたがしかしAKB的などなたか(ごめんなさい忘れてしまった)だった。まぎらわしいわ!!
そして!ついに!!画面に!!SHINeeが!!!!!

いやあ、感無量でした。やっぱりフルでは無理で斬新な切られ方してたけどなんかもういいや。ほかのグループや歌手も、また歌番組に出られるといいんだけどなあ…ありがとうSHINee。こんなに盛り上がって祭みたいでめちゃくちゃ楽しかったよ。テレビの前で掛け声したよ。

 


SHINee – Everybody (SHINee WORLD 2014~I'm Your Boy~ Special Edition in TOKYO DOME ver.)


②へ続く

SHINee World Ⅴ 控えめにいっても最高

くるくる

SHINeeソウルコン行って来ましたーーーーーーーーーー

ちょっと久しぶり目の更新になってしまった、というか夏バテでヘタレてて、SHINeeのコンサート行くって決めたあともなんかいまいちやる気が出なくて、私このままテンション低空飛行なファンになるんだろうか…と危惧していたんだけど、エーネーションでテミンさんみたら急に元気になって俄然やる気が出てきた。ただの夏バテだったのかーーーーーーー!という自分に気づいたところです。
ていうか3年くらい前までは夏バテなんてしなかった。体力…加齢……確実に身体が衰えている。


さて、コンサートの開催情報が最初に流れてきたのが今回もまたしても代行からで、一体代行とはなんなのだ…という気持ちに改めてなったわけですが、いや本当になんなんだろうね代行って??
そろそろあるだろうと思っていたし行くことは絶対だったわけで友人と「行くぞーー!!!!」てなったのだが、この時点では土日の開催のみが周知されていた。しかし我々は思ったのである。去年金曜追加あったから絶対今年も追加あるだろ?と。じゃあ金曜が初日なんだから木曜から飛ぼう!そして金土とコンサート見て日曜帰ってこよう!!というプランをたてたわけですね。そのまま勢いで飛行機とゲストハウス予約。

よく考えたらこの時点でそもそもコンサートをすること自体、公式から発表されていない。大丈夫なんだろうか。本当に大丈夫なんだろうか!!?
しかもテヨンちゃんのソロコンにいたっては公式からも出てたのにすごい直前になって日程変更になっていたのが思い出される。もし日程ずれたりしたら我々ただの韓国旅行に…!!???
と一ヶ月くらいハラハラしたけど、無事公式から発表あって、その後追加もされた。本当によかった。ていうか追加多分最初から決まってたでしょ!?「こんなにも大人気なので追加公演になりました~!」とかやりたいの分かるけど先に言ってくれ!!


もうひとつ、今回は代行を利用しないことにしよう、ということになった。代行がかなり強気にふっかけていたせいもあったし、なんだかんだ言っても、代行を利用するのはちょっと気が引けるところもある。「日本人がチケットとるせいで韓国のファンが行けないじゃん」みたいな、実際のところは不明にしてもその辺も言われればちょっと胸が痛む。
というわけで、せめて正規価格正規手続きで行ってみようじゃないか!!!!ということで、当日券に並ぶことにした。いろんなコンサートのレポとか読むと、EXOでさえ頑張れば当日券いけるっぽかったので、これはいける!!!となったのである。


で、日程が迫ってきたわけですが、ふとTLを見ると、日本語でも結構譲渡のツイートが流れてくる。コンサート当日のソウルの天気は雨が予報されており、朝から何時間も並んだりしないといけないならキツいなあ…とか思い始めた。そもそも並ぶのが必要なのかどうかもわからない。実際行って万が一チケットがなかったら我々ただの韓国旅行に…!!!????(再)
韓国語で譲渡について探してみると、かなりたくさん出ていた。しかも定価である。これは!!もう!!譲渡してもらおう!!!!
私のなけなしの韓国語で突撃アタック。しかし皆さんDMの返りがめっちゃはやい。今見返したら焦っていたせいですごいスペルミスがあった…すみません…。渡韓二日前にしてなんとか友人の分も合わせて二日間5枚、当日現地にて手渡しの算段が整ったのである。いける!!これでいける!!!!!!!

 

というわけで木曜、ソウルへ。着いてまずホンデに行きました。目当てはサンス駅にあるOhBoy!ショップである。一体何の店なのかよくわからないが、そこにいけばとりあえずフリーペーパー(ペーパー…?)のOhBoy!がもらえるということである。今回同行した友人が気がつくとNCT沼にずぶずぶと深く足を取られており、今回のOhBoy!はNCTが出ているということで、それをもらいにいくのである。
実際に行ってみると、OhBoy!ショップはただのオシャレな雑貨屋さんにOhBoy!がいっぱい置いてある、という感じでした。しかもバックナンバーも買えるらしいということで行ったのだが、過去SHINeeなどが出た分は全て完売していた。考えることは皆一緒だった…!とりあえず今回のOhBoy!は一冊もらえた。というわけで、これからここに行ってもSM人が出たバックナンバーはないっぽいです!!

その後はホンデ周辺をぶらぶらしたけど、本当にオシャレ。渋谷と高田馬場と原宿がくっついたような感じで、素敵な雰囲気のカフェとかが目白押し。若者が大勢いて熱気があるし、若者の街らしくお手軽値段のお店が多い。しかしアラサーの我々は若干浮いていた。もうここに来られるような年齢じゃないんだな…と痛感。若さって、いいよね…!しかしここにいる若者もみんなオシャレだった。
ここで若者に人気という、なんか濃い味のついた肉に溶けたチーズを巻いて食うという恐ろしい食べ物を夕食に食した。なんかすごい食べ物だった。韓国って結構カロリー!!??死ね!!!!!!!!!みたいな食べ物あるよね。日本では自制心も伴ってこういうのなかなか食べないからつい食べてしまう。

ところで我々はここでまず最初にチケットを受け取ることになっていた。こんな渋谷みたいな場所でハチ公前みたいな混み方で日本でだって人と待ち合わせるのが難しいのに、怪しい韓国語しか喋れず韓国のひととどうやって待ち合わせたら!?どうしたら!?となったところでふと気づく。
これがあるやないか…SHINeeペンライトが!!!!!!
夜のホンデ駅前で「SHINeeのペンライトを光らせています」とお知らせし、ペンライトを光らせて待機。多分結構変なひとだと思われたと思う。が、すぐに見つけてもらえた。定価でチケットを譲渡してもらう。韓国語がおぼつかないため、カムサハムニダ!!しか言えなかった。ありがとう!ありがとうございます泣!!
ここで分かりましたが、皆さんもハチ公前とかで待ち合わせするときはペンライト光らせるといいと思います!夜などは一発で見つけてもらえるよ!!!

今回は会場近く、ということで、新川(シンチョン)駅のゲストハウスに泊まりました。めちゃめちゃ分かりにくいゲストハウスでしたが中はきれいでやたらひとなつこい犬がいた。オリンピック公園でコンサートがあるときはアリな立地だと思います。

 

というわけで当日!!
朝9時半くらいに会場に到着。行ってみるとグッズ列はそれほどでもないように見えて、余裕じゃね?30分くらい並べば大丈夫じゃね?と思っていた我々死ぬほど浅はかだった。10時に販売開始し、30分くらいでキーリングとコースターの売り切れがアナウンスされる。早い!!!!!!!!!!!!!!!!!早すぎるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!これじゃあ誰も買えないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして捌くのが死ぬほど遅い。たいした人数はいないのだが、二十人ほどを購入スペースに入れて全員が買い終わるのを待ってまた、という大変非効率的なまわし方をしているため非常に遅い。
並んでいる間にも次々に売り切れのアナウンスがされる。(ちなみに日本語でも言ってくれるため大変わかりやすいありがとうございます)そのたびに列からあがる悲鳴。そして友達などに電話して「やばい売り切れたみたいどうする?」みたいなのを相談しだす人々。これじゃあ誰も買えないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結局12時頃にやっとレジまで辿り着けたが、ブリッジシップハウスさんの手がけたグッズはほぼ完売状態であった。か、かなしみ…!!!!!ペンライトとテミンさんTシャツを購入し、離脱。エコバッグほしかったな…ていうか生産量が少なすぎやぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あとここでまたチケットを譲ってもらいました。我ながら、よくこの怪しい韓国語でチケットちゃんと受け取れたなと思う。コツというほどでもないですが、当日自分の着ている服を言葉で説明するのはちょっと韓国語では難しかったので、自分の顔から下の写真を送りました。これはかなり有効だったかも。もし機会があればご参考ください。


現場からタクシーでコエックスへ向かい(15分~20分くらいだった。結構近い)、すきっ腹のままSUMショップなどを見たあと、お昼を食べて、タクシーでアックジョンまで乗り付けてセレブタウンをぶらぶらした。とにかく道が広いし街自体も広々としていて栄えてますね、江南のほうは。そして我々のここでのミッションは、このチョンダムドンにあるオシャレカフェで配布されているOhBoy!を入手することであった。前の日にOhBoy!ショップ行ってなかった?と思われると思うが、行った。そしてもらった。しかしまだ欲しいのであった!NCT沼は深い。
ネット上の情報を頼りにチョンダムドンの高級住宅街のなかを歩きそこに辿り着くと、看板すらない死ぬほどオシャレな店構えと駐車場に並ぶ高級外国車達がそこにあった。ベンツ!アウディ!!入りにくい!!!!!!
しかし友人は臆することなくそこへ入った。NCT沼深い。我々を出迎えるイケメン店員。若干怯むものの友人はさらにそのイケメン店員に向かって言った。
「OhBoy!ください」
イケメン店員「あるよ」
あったーーーーーーーOhBoy!あったーーーーーーーー!!!!!NCT沼深い!!!!!!!
さすがにもらうだけでは気が引けるのでお茶をすることに。カフェというよりお茶もできる素敵セレブイタリアン?だった。そしてメニューを見ておののく。
茶が…一杯で1万ウォン(現在レートで約1000円)……!!!???????????
高い。めっちゃ高い。料理もそれなりに高いが茶もコーヒーも高い。フルーツジュースにいたっては一杯1万5千ウォン。高い。めっちゃ高い!!!さすがセレブタウンチョンダムドン…芸能人も住んでいるというチョンダムドン…!!!びびりながら一杯1万ウォンのミントティーを飲んだ。味は普通。

その後SMの新社屋まで観光しつつ歩いていったけど、ホンデとは全然違う大人のセレブタウンだった。ホンデならどこの店に入っても大丈夫そうだけど、ここはちゃんと見極めないと茶一杯1万ウォンみたいな店に入ってしまうデンジャラスセレブリティタウン。30分くらい時間が余って、これならパッピンス食えるんじゃね?ってなってソルビン入ったら食べる時間が10分くらいしかなくなって焦って食べた。何やってるんだろうか。そこからタクシーで会場へ戻る。死ぬほど飛ばす運転手のおっちゃんでむちゃくちゃ怖かった。死ぬほど飛ばしてくれたおかげで25分ほどで到着。ちなみにですが、19時くらいでも当日券普通に売ってたし並んでもいなかった。ご参考ください。


そしてコンサートですけどね!!!!!!!!
散々みんな言ってるけど心からすばらしいコンサートだったよ…

詳細は既に忘れかけてるんですが、私は1日目3階の40区域で決していいほうの席ではないけど、あの体操競技場の大きさなら全然問題ないですね。普通によく見える。どうしてもできるだけ近くに、というひとなら別だけど、入れればいい、くらいのひとなら当日券でも十分だと思います。

セトリが!!!!これでもかってくらいとにかく踊る踊る踊る。まだまだ踊るどんどん踊るという感じで、見てるこっちが息切れしてくるくらい。とにかくステージが全て、限界まで踊る!!歌う!!!

SHINeeだけの色をっていつも言ってるけど今までできてたかというとそういうわけでもなかったので、今回は頑張りました、的なことをきーちゃんが言ってたそうだが(後から回ってきた訳レポありがとうございます)、今回本当に「SHINeeっていうのはこういうスタイリッシュカラフルオシャレ和やか風味です!!」てのが出てたと思う。今年の日本ツアーもだけど、きーくんが演出と衣装に入ったおかげで、随分雰囲気が変わった。VCRも、「なんか宇宙から降りてくるみたいなのはちょっと…」というお言葉どおり。不思議の国のSHINee、という感じで、壮大さはないけど等身大でオシャレでカラフル。
Triggerとか、音源だけ聴いてたときは歌詞がちょっと厨二…て思ってたけど赤のレーザーを使った演出がすごいよかった!punch drunk love、ヘナチョコボクサーほんっと弱そうだったけどジョンヒョンさんがノリノリで踊ってたので、楽しいのね…よかったね…と思った。新曲が4曲?披露されて、なんかもう記憶の彼方なんですけどね、よかったですよ!!!フィールグッドが覚えやすいしノリやすいしすきだった…プリズムはジョンヒョンさんの作曲だそうで、前になんかで「SHINeeの曲はかかない」、と言ってたけど、意外と早く撤回されたね。

そんでジョンヒョンさんとおにゅさんの、please don't go!!!!!!
まさかこれがコンサートで出るとは!!!!!やらないのかなあ~と思ってたところでまさかであった。嬉しい…泣 ふたり、歌はめっぽううまいけど、真反対の歌のうまさなところが本当にいいですよね。ロマンチックで情熱的なジョンヒョンさんの歌声と、安定してて癒し系のおにゅさんの歌声が、こうやって出会って一緒に歌を歌っていることが奇跡に思える。普通にしてたら、同じジャンルで歌ってないよなこのふたり…
テミンさんのさよならひとり(グッバイ)も組み込まれていた。いやーよかった。なにがよかったってパフォーマンスもよかったけど、ここでこうやって披露する場があって本当によかった。やっぱりファンの前で披露してこそだよねえ…そんでテミンさんこの歌かなり気に入ってるんだね…!

そしてこれを言わねばならないのだが、ミノ君の、髪である。
びっくりした。本当にびっくりした。最初出てきたとき「えっ誰?えっミノ君いなくない!?えっあれがミノ君!!!!!???????????」と全員が驚愕したまさかの銀髪である。
いやーーーー正直ミノ君には普通の黒髪が一番似合う気もするんだが(ていうか全体的にかちっとした服とか髪が似合うよね彼は)、いやでも二日目で割りと目が慣れた。もうびっくりしない…すごい…素がイケメンだからどうにでもなるのか…?ていうかミノ君て最近イケメンの階段いっこ上りましたよね!?前は「イケメンな少年」だったけど、今は「イケメンの男性」って感じ。そしてどこまでも明るい。太陽属性。こんなに誰もが憧れるイケメンなのに、ちっとも嫌味なところがない。そしてこんなに「健康男子!!」て感じなのに、きー君と普通に仲良しなのもすごい。一般社会にいたらきー君みたいな今流行りのジェンダーレス男子っつうの??と折り合い悪そうな気がするのにそういうのも全然ない。これ本当にすごい。すごいよミノ君。ミノ君ほんとすごい。一言で言うなら尊い。奇跡。男子として奇跡。学校の最強イケメンみたいなやつなんだよな。高校時代、学年400人のうちで1番イケメンと言われていたイケメンがいたが(確かにイケメンだった。そしてサッカー部部長だった。因みに情報だが現在は弁護士)、彼はその他雑魚イケメンと違って私のようなスカート膝丈眼鏡ガリ勉オタクにも普通に話しかけてきていた。多分彼みたいなやつなんだなと思う。全てに秀でている真のイケメンはひとを分け隔てない…

 

毎回言ってるけど本当にSHINeeってバランスいいよなと思う。心から。きーちゃんみたいなオシャレさんがいて、ジョンヒョンさんみたいなおしゃクソロマンチックサブカル音楽野郎がいて、それだけだとちょっと音楽素人には近づき難いところなんだけど、そこに太陽属性スポーツマンのミノ君がいることで一気に親しみやすくなるし、テミンさんみたいな誰からも愛される美しいひとがいるとそれだけでみんな和んじゃうし、おにゅさんの安定した歌声と底知れないイジンギが沼みを加えてくるし。結果音楽やオシャレに一家言あるでみたいな面倒くさいひともテミンさんがわいい( ;  ; )みたいなミーハーヲタクもみんな大満足できる!!!!!!奇跡!!!!!尊い!!!!!!!!!!!!

 

ジョンヒョンさんが作曲の曲を歌ったり、きーちゃんが演出に入ったり、着々と自分たちで色々できるようになっていて、しかも今回はトロッコで2階3階の間通ってくれて、ファンサービスもすごい。アイドルらしからぬスタイリッシュな音楽とステージでアーティストをやりつつ、こうやってトロッコでやって来てくれるという王道アイドルさも両立されているのがすごい。アイドルなんかじゃない、と決して言わないでくれるところに私みたいなミーハーなファンは死ぬほど救われるのだ。

 

ところで2日目、譲ってもらった席が3階真ん中のちょっと前目のところで、真ん中であるため関係者席が周りに多かった。その関係者がさ〜〜〜〜ほんとね、真面目に見ろよ!!!!!????て感じの鑑賞態度でね??ずーっと座ったまましゃべってるやたら写真撮るしSNSに上げるひとらいたしそれで係員さんに注意されてたけど!しかも3曲目くらいでふと見たらいなくなってるし!!!お前ら何しに来たんだここに!!!!!!

鑑賞態度がどうのこうのとか言いたくないんだけど、本当に言いたくないんだけど、あんな端っこの席とか、あと韓国の若いファンにとって11万ウォンて決して安い金額じゃないのに来てるわけだし、そのなかでこんなど真ん中で黙って座って見てるってのはなんかさ〜〜なんかさ〜〜〜〜友達見ろよな〜〜〜〜関係者だろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちなみにシウミンさんとスホさんも見えた。そもそもその周り3列くらい全部関係者席だったんだけと、その周りの関係者席の皆さんのテンションの低さからするとシウミンさんは本当にファンのごとく(ていうかファン)盛り上がっていてペンラも振るし、その姿を見てたらなんか心が浄化された。いやほんと関係者なんて毎日彼らに会っててわざわざ騒ぐほどのものもないんだと思うけど、ついついさ〜〜周りの低テンションのなかでシウミンさんはマジで輝いてた。このひとのファンは幸せだな、と思った。客席からこんな風に「アイドル」を楽しむことを知っているひとなんだなあ、と思ったんだよ。

 

ファンって不思議だな、と思った。なんでこんな、一生知らないひとのことをこんなにすきだと思って、しかも私など言葉もわからないのに、なんでこんな金を使ってこんなところに来ているのだろう、と思った。 なんでこんなに一生懸命になって大声出してるのか、つくづく不思議だ。本当に。

 

などと久しぶりにセンチメンタルな気持ちになって、とにかく素晴らしかったですソウルコン。DVD出るの1年後くらいなんだろうな…遅いよ!!!!!!!!!

 

ソウルコンに文句つけるとしたらふたつあって、まずひとつはカメラワークだよ!!!途中でSHINee見失ってたよ!!!歌ってないひとを無意味に映したりしてその人今ちょっと休憩してるよ!!顔が!!!そこ違う!!!そして歌ってるひとを見つけ出した瞬間にパートが次に移りまた歌ってないひとを映す…という。しっかり!!!!!!しっかりして!!!!!!!

 

あと、始まる時間をもっと早くしてください…1日目とか明らかに終電なかった。2日目の終わったあとも怪しかった。そしてタクシーに乗ろうと思ったらクソぼってくる。流しのタクシー捕まえようと思ったけど全然駄目で、しょうがないのでクソぼってくるタクシーに乗りました!ゆうても日本でタクシー乗ったらそれより高いなと思ったので…。そのクソぼってくるタクシーのおっちゃんが、タクシー乗ったら車の画面にyoutube出してしゃいにしゃいに〜〜つってルシファー流し出した。ルシファー!!古い!!!!!やっぱり韓国の一般人にとってSHINee=ルシファーなの??古いよ!!!!私たちもテンションおかしくなってて、むっきんちぇー!!!!!とか車内で掛け声しながら帰った。久しぶりに見たルシファーのMV、改めて見ると意味不明なところ多い!なんなんだジョンヒョンさんの背中あいた衣装は!?そして何故車に乗ってるんだ!!??クルマはなんなんだ!!!!!!!!!テミンさんのヘアバンドなんなんだよ!!!!!!!!!!!!!最後おっちゃん、しゃいにファイティン!!と車から降りる我々に言った。そう思うならSHINeeの新しい曲聴いて!!!!!メロンで聴いて!!!!!!!!!!ビューオススメだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

そういうわけでもっと昼間からやってくれると嬉しいです。ご検討ください!!

 

2日目のコンサートもすごくよかったです。1日目よりちょっとこなれてて、新曲ももうちょっと落ち着いて聴けたし。

 2日目のあとはチムジルバンに泊まってアカすりもしてもらった。シロアムに行ったのですが、そういえば2014年のSHINee World Ⅲのとき、初めてここに泊まったのだった。あのとき雪降っててソウル駅から歩いたのがめちゃめちゃ寒かったな…。あれから時間が経って、私もちょっとだけ韓国語読めるようになったなあ、と前は読めなかったハングルの看板を見て思った。しかし相変わらずコンサートのトークはサッパリなのであった。

 

 これまではSHINeeのコンサートではSWⅢが最高だなと思ってたけど今回で上書きされた。SWⅤ最高でした。

 

しゃおる界隈での、SHINee崇め同調圧力たまにキツい、という話がある。まあ、そうかな、と思うこともあるけど、実際のところ本当に、ファンである私から見るとどこからどう見ても完璧で、アイドルとしても完璧、アーティストとしても完璧、みたいな。なんだけど売上とか人気とか年末の賞レースとかを見るとイマイチ結果がついてこなくて、ファンから見てると歯がゆい、ことも多い。それで自分たちで褒めないと褒めたりないとこあるよなあ、とつくづく思った。こんなにすごいのになあ、こんなに素晴らしいのになあ、て。言いたくなるよ、もっと見て、もっと見てと。実際ピンとこないひとにはこないもんなんだろうな…そういえば私の友人たちでSHINee最初にみたひとも気がつくとみんな違うところに行ってるなあ…しょんなり…

 

こんなに素晴らしいコンサートで、SHINeeのチームワークもすごくて、だけど終わるときは簡単に終わるんだろう。某すまっぷの見てたら、そう思った。ある日突然そういう日が来るんだろうか、と思う。どんなに素晴らしくても。やっぱり今、ここで、見ておくものが全てだなと思った。ここで私が見たものだけが私にとっての本当で、あとは全て、私には分からないことだ。

 

カムバほんとに楽しみです!!!!早くダンス映像で見たい!!!!!!

 

 

オリエンタリズム

くるくる

オリエンタリズム、という言葉はそれなりに聞いたことのある言葉だけど、それが何なのかと言われると説明できない。
私は大学ではアジア史を勉強したのですが、「オリエンタリズム」についてはきちんと専論を勉強したこともないので(お恥ずかしい限り)、とりあえずすぐに読めたものを少しだけ、ここに紹介しようかなと思います。本当は色々あるはずなので、本当にすぐ読めたものだけです。メモ的に。

まず「オリエンタリズム」とは。

サイードの『オリエンタリズム』を訳した今沢紀子氏が、『東方学』(第73号 1987年1月31日刊行)に「オリエンタリズムをめぐる批判――エドワード・サイード著『オリエンタリズム』に即して」という論考を寄せていた。

 Orientという語はラテン語の「日の出の地」を意味する語を語源にもち、本来は現在中東と呼ばれる地域を指し示す語であったが、時代が下ってヨーロッパ人の視野が、東方に広がるにつれてその指し示す範囲も東方に拡大した。したがって、ヨーロッパ人にとってOrientとは第一義的には中東の諸地域を意味し、ヨーロッパ人によるOrientに関する学問としてのオリエンタリズムも、その中核は中東のイスラム世界における芸術、文学、歴史、宗教等についての研究であって、中世以来の長い伝統を誇ってきた。しかし第二次大戦後、研究対象であったOrient諸地域で民族解放運動が起こり、その結果これらの諸地域がヨーロッパ諸国の植民地支配のもとから脱していったことは、伝統的オリエンタリズムに一大転機をもたらした。すなわち、これ以後オリエンタリズムの内部でいわば体制内改革として、この新しい状況に対応するためのオリエンタリズム強化・再編が模索される一方で、オリエンタリズムを全面的に否定してその終焉を期待する立場に立つ外部からの批判に晒されることになった。

( 1987年 東方学73 199-200 )

 

これがまず「オリエンタリズム」のひとつの意味であろうと思う。そしてさらに、このオリエンタリズムに対して批判を行ったのが、エドワード・サイードの『オリエンタリズム』(1978年、日本語訳は1986年)という本である。現在では、「オリエンタリズム」と言われるとまず先にサイードの本が思い起こされるのではないだろうか。

 

 エドワード・サイードは1935年、英国の委任統治下にあったパレスティナイェルサレムに生まれた。1930年代半ばといえば、ナチスの迫害を逃れたユダヤ人入植者の急増によってアラブ・パレスティナ人の権利が奪い去られる方向でパレスティナ社会が激動した時期にあたる。その後1948年のイスラエル国家成立前後の混乱と以後数十年間現在に至るまで幾度となく再燃した軍事的紛争の過程で、数百万のパレスティナ人が家郷を追われたことは周知のとおりである。具体的な時期や経緯は詳らかでないが、サイードもまた若くしてパレスティナを離れた経験をもつ。その後やはり英国の支配下にあったカイロに赴き、その地のヴィクトリアン・カレッジに学んでパレスティナに居た時と同様に西洋風の教育を受けた。それからさらにアメリカ合衆国に渡ってプリンストン、ハーバードの両大学で学位を取得、そのまま学究生活に入った。

( 同上 202-203 )

 


上記のような経歴を持つサイード氏は、その著書『オリエンタリズム』のなかで、以下のことを指摘した。

 

 西洋と東洋(オリエント)とを分かつ境界線とは実は西洋によって生み出され、西洋優位の力関係を背景として強化された人為的産物であって、この境界線の彼方についての西洋の知識は実際には真の知識つまり真理ではなく表象にすぎない。そしてそうした境界線を維持し、そうした「知識」を通用させることに与って最も大きな役割を果たしたのがオリエンタリズムである。

( 同上 205 )

 

 

上記のオリエンタリズムの話では、日本はじゃあどうなるんだということになる。このことについては以下の論文が大変分かりやすかったです。

近代日本絵画のアジア表象(日本研究, 26巻, pp.185-220, 20021201)

国際日本文化研究センター学術リポジトリ 

(誰でもPDFでダウンロードして読めます)

HPの抄録をそのまま引用します。
 

 一八六七年の高橋由一による上海渡航以来、近代日本の画家たちは、アジアを描き続けてきた。本稿は、エドワード・W・サイードのオリエンタリズム論を利用して、近代日本絵画におけるアジア表象を分析したものである。
 『オリエンタリズム』でサイードは、一九世紀フランスにおけるオリエンタリズム絵画の流行については、ほとんど論じていない。しかしサイードの議論を引き継いだリンダ・ノックリンは、そこに西欧中心主義が見られると主張している。では、アジアの植民地を描いた近代日本絵画にも、サイード的意味でのオリエンタリズムは存在するのだろうか。
 画家藤島武二は、一九一三年に朝鮮半島を旅行したが、その紀行文のなかでフランスのオリエンタリズム絵画に言及している。藤島は、フランス絵画に植民地アルジェリアをテーマとした作品が多いと述べた上で、日本人画家も新植民地朝鮮を美術の題材として積極的に開拓すべきであると言う。また、アジア女性を描いた近代日本の肖像画には、フランス絵画のオダリスクの主題から影響を受けたと考えられる作品もある。さらに梅原龍三郎は、アジアの植民地にこそ鮮やかな色彩があり、日本にはそのようなものはないと語っている。これらは、日本絵画がオリエンタリズムの影響を受けたことを物語っている。
 しかし、アジアを描いた近代日本絵画を、サイードのオリエンタリズム論で説明しつくすことはできない。和田三造らによる多数の作品が、日本とアジアの共通性を強調している。児島虎次郎の絵にみられるように、非西洋である日本は、「自己オリエンタリズム」によって、「東洋人」としてのアイデンティティを形成してきた。従って、宗主国日本もアジアの植民地も同じ「東洋」と見なされる。大日本帝国は、植民地も日本も等しく「東洋」であるという言説によって、支配の正当性を確保しようとしてきた。アジアを描いた近代日本美術にも、同質性の強調という特徴を見出すことが可能である。

 

 

この論文は主に絵画から日本におけるオリエンタリズムを考えるものである。ここで指摘されているのは、西洋が中東をオリエンタリズムによって描くとき、それは「自分たちキリスト教徒」と対比してのイスラーム、「官能性・残虐性・古代性の強調」が特徴であるということである。自分たちとは違うもの、違っていて劣るもの、というような意識とも言えるかと思う。

 

では一方で明治維新以降の日本においてはどうかというと、そこで強調されるのは、アジアと自分たちの異質性ではなく「共通性」であるという。それはもちろん日本がヨーロッパから客体として見られるところの「アジア」にほかならないからであり、差異の強調、政治性をオリエンタリズムとするならば、日本の絵画にそれは当てはまらない。

では日本の絵画にはオリエンタリズム的な問題は無いのかというとそういうわけではない。日本の絵画では、ヨーロッパから「見られる」客体である、という事実をそのまま受け入れ、自分たちが見られるものであるということを踏まえながらさらに他者(自分たち以外のアジア、つまり日本にとってのオリエント)を客体化し「見る」側にもまわったという点が指摘される。それを筆者は「自己オリエンタリズム」と呼んでいる。

 

その例として出されるのが、黒田清輝の《舞妓》(1893年)及び《湖畔》(1897年)である。このふたつの作品では、舞子や着物姿(つまり民族衣装)の女性が描かれており、西欧から見た日本という異質さを意識して描かれている。しかしまた、これらの絵画には生々しい性的な要素はない。生々しい遊興の姿など、日本人にとって好ましくない要素は排除し、これによって西洋オリエンタリズムを取り込みつつ、日本人にとっても都合がよく好ましい絵画となっているのである。

※ちなみに民族衣装を着た女性、というモチーフがオリエンタリズムにおいてはよく描かれる。

そしてそのような自己オリエンタリズムがさらに、日本にとってのアジア、植民地へと注がれた。論文では、児島虎次郎内(1881-1929)の作品を取り上げている。彼は1911年、パリのサロン・ド・ラ・ソシエテ・ナショナル・デ・ボザールに《和服を着たベルギーの少女》を出品し、初入選を果たしているが、これは白人女性のモデルに東京から取り寄せたという着物を着せた姿を描いた絵画である。

《和服を着たベルギーの少女》は、日本人画家が西洋のジャポニズムに寄り添って誕生した自己オリエンタリズムの作品と言えよう。キモノの白人女性を題材としたこの作品からは、例えばクロード・モネの《カミーユ、あるいは日本娘(ラ・ジャポネーズ)》(1876年)や、ジェイムズ・ホイッスラーの《陶磁の国の姫君》《金屏風》(共に1864年)が直ちに連想される。モネの作品では、色とりどりの団扇を背景に、キモノを身に纏い扇を手にした西洋人女性が描かれるが、ここで展開されている日本趣味は、そのまま児島の《和服を着たベルギーの少女》に流れ込んでゆく。鑑賞者たる西洋人の、日本対する異国趣味的まなざしを吸収し、西洋人の視線に合わせて自分の作品を提示してゆくという戦略は、ヨーロッパという舞台に日本人の出る幕を確保するためには、最も効果的で有効な手法にほかならない。

(同論文 213-214

フランスの東洋趣味(オリエンタリズム)を理解したうえでそれに沿った作品を自ら作成する、という戦略はもしかすると現在にまで通じるのかもしれないと私は思う。

そしてこの画家は、朝鮮の女性をモチーフにも絵を描いた。1920年に同サロンに出品された《 秋》という作品である。

 児島虎次郎は、フランスの東洋趣味を知り尽くした上で、彼らの好みに合うように、しかし日本にとっても受け入れられる表現の範囲内で、植民地朝鮮のチマチョゴリを描いた。これにより、画家はヨーロッパで自分の地歩を固めることができたのである。当時朝鮮半島は、一九一〇年の日韓併合から約十年が過ぎていた。日本の朝鮮統治が国際的に承認されてから十年後、日本人画家は終に、パリ画壇で朝鮮を表象する力と権利を獲得したというわけなのである。さらに児島虎次郎は、西洋の東洋趣味的まなざしを意識しつつ、植民地朝鮮の服装をした女性を描くことによって、日本を観られる側から観る側へと、立場を巧みにずらすことにも成功している。もっとも、この《秋》を以て直ちに日本の朝鮮半島支配を糾弾する材料とするのは、いささか早計であろう。《和服を着たベルギーの少女》《秋》の二作品が、共にフランス向けに構成された東洋趣味の絵画であるとするならぽ、西洋に対して、日本と朝鮮は同一の地平に立つことになる。欧米諸国を前にして、日本は自らが東洋人であることを、強く意識しないわけにはいかない。西洋列強に文明国として認知される必要があった近代日本は、欧化を進めると同時に、西洋からのまなざしに合わせた形で自らを提示する必要に迫られる。このような中で、日本も朝鮮も等しくヨーロッパ人のオリエンタリズムの視線にさらされているのであり、唯一違いがあるとすれば、日本文化を代表するのがほかならぬ日本人自身であったのに対し、朝鮮を表象したのが、宗主国日本の画家であったということ以外にはない。

(同 214-215

 

「同質性の協調」という日本のオリエンタリズムの特質は、では、西洋の差異を強調するというオリエンタリズムとどのような問題点の違いがあるのか、という点については、論文では「同化しながら差別する」という日本の帝国主義の戦略に通じるものがあると指摘している。これは「大東亜共栄圏」などとも同じ、日本とアジアの共通性を指摘することで、逆に日本の帝国主義、植民地支配を正当化することになるのである。これは、西洋のオリエンタリズムとは全く違った戦略であると筆者は指摘する。

 

 一方で、誰が表象するのかという点こそ、実は問題の本質であるかも知れない。現実の国際関係において、植民地時代の朝鮮に一切の外交権はなく、日本が、とりわけ帝都東京が、西洋列強諸国に対して朝鮮を代表する権利を掌握していた。美術においても、フランスのサロンに朝鮮人画家は存在せず、残念ながら半島の画家に、洋画という舶来の技法を駆使して本場欧州で活躍するだけの力量はなかった。パリのサロンに児島虎次郎が《秋》を出品するという行為は、欧米諸国において日本が朝鮮半島を外交的に代表している現実と、遥かに平行した現象と言えよう。《秋》という一枚の絵の周辺には、同時代の政治力学の反射音が鳴り響いているのである。

(同 215

 

 

実際に存在する差別や支配や暴力をまるで「なかったこと」のように、加害者の立場であるものが描く、ということが、まさに日本のオリエンタリズムなのかもしれないと、この論文を読んで思った。

少なくとも、知ってほしいと思う。「オリエンタリズム」という言葉が、現在、もしくは過去において、一体どのような意味を持っていたのか。

日本人が日本のイメージを使い、まさに「自己オリエンタリズム」をする、というのはそれはそれでその現象について考える必要があるかと思うが、今私が話したいのは、「他者」を表象する、ということである。自分とは「違う」ものを、いかにして表すのか。共通性を強調することも、差異を強調することも、どちらも対象の「他者」の姿を歪め、自分の視線を自身に都合のよいものに変えてしまう。

日本のなかにあるアジアへの蔑視は全く終わっていない。むしろ強まりつつあるのではないかとさえ思う昨今である。そのなかで、「オリエンタリズム」という、他者を見るそこに立ち現れるものが、一体どのような意味なのか、その言葉を使うということはどういうことなのか、今一度、よく振り返りたいと思う。もちろん自分もである。誰も踏まないということはできない。できるのは、「自分は今何を踏んでいるのか」と、どれほど頻繁に、広く、考えることができるかだけである。

 

 

 

 

 

 

働くことは難しい

くるくる

『この世にたやすい仕事はない』を読んだ。小説で、著者は津村記久子である。

 

津村記久子というと2009年に『ポトスライムの舟』芥川賞を受賞したので私は初めて名前を聞いたんですけども、当時大学生だった私は、「労働と雇用をめぐる問題と女性達の連帯の物語」みたいな評を見かけても「はあ」という感じで全然読もうという気にならなかった。
それがなんで読むことになったかというと、たまたま就職活動をしていた当時、文庫化されて書店にたくさん並んでいたのを見たからだった。今検索しても出てこないので帯ではなくて店頭のPOPだったのかもしれない(もしくは私の記憶の捏造…?)。
「年収163万円、それでも生きていける」みたいな文章を見たのだ。私はそれに大変心を動かされた。

 

私はとにかくふわふわとした人間なわりに強情なので、「志望動機?そんなもんねーよ」とかエントリーシートに悪態をついているうちに1年目の就活では落ちまくって就職できず、大学を留年してもう一度就活をしたのだがそれでもまったく内定は出ず、エントリーシートを書いては連絡来ず連絡来ず来たと思ったら1次面接で落ちみたいなことを繰り返して何十社という状態だった。サイレントお祈り一生許すまじ。
思えば大学に入った当時は研究者になりたいと思っていて大学院に進学しようと思っていたのだけども、大学で教授や先輩達や同期の姿をみたら私はあんなに頭もよくないし根性もないし何より外国語を勉強するのがつらく(私は今も昔も日本語しかできない)、英語の論文ひとつもろくに読めないし、とてもじゃないけど無理であった。かといって大企業に入ってバリバリ働きたいという気持ちは皆無。ちなみに今も皆無。要は「頑張らずにそれなりに生活したい」という希望だけが一貫しているんだが、そんなふわふわした希望はこの平成大不況ではもちろん勝ち抜けないのである。ていうかいつまでこの平成大不況やるつもりなんだろうか。私昭和62年生まれだけど気がついたときからもう延々と不況だよ。私が生きてるうちに景気がよくなることってあんのかな。

 

ちなみによく「東大なら就職とか余裕でしょ」と言われるし実際余裕なひともいるけど、少なくとも私の周囲は全然余裕じゃないひとも多かった、と思う。文学部だったからかもだが。エントリーシートを馬鹿にしつつ企業にそれを悟らせないエントリーシートを書くことができるくらいには器用でないと就職はできない。
「働く気はあまりないが働けないと困ります」という志望動機で何十社と落ち続け、このまま私本当に無職になるのかしら…と不安で不安で仕方なかった。毎日ふくろうのぬいぐるみを抱きしめてしくしく泣いていたし、駅のホームで突然しくしく泣いたりしていた。今思い返すとだいぶキていたなあと思う。


そんなときにたまたま買った『ポトスライムの舟』。
主人公のナガセは新卒で入った会社でパワハラを受けてうつ病になり退社、その後奈良の実家に撤退した。現在は雨漏りするほど古い実家に母親と二人暮らしで、近くの化粧品会社の工場でベルトコンベアーを流れてくる化粧品の品質検査(ボトルに傷が入ってないか、とかを目視で確認する作業)の仕事をしている。年収は手取りで163万円ほど。実家に住んでいるのでなんとかなっているような収入である。ある日大学時代の友人達と4人で久しぶりに集まろうというので集まってみると、卒業後すぐに結婚し子どももいる専業主婦のよし乃とは話が合わず、もうひとり結婚して専業主婦になっているりつ子は何事かを悩んでいる、ナガセの近所でカフェを切り盛りしているヨシカもまたお金がない。
それからほどなくして、突然りつ子が子どもを連れてナガセのもとへやってくる。モラハラ夫と離婚したいが、行く先がないというのであった。りつ子親子はナガセの古いが広さだけはある家に居候し、ヨシカやナガセの母親とも交流しながら、離婚調停と求職活動を行うことになる。


読んで最初に思ったのは、こうやってでもなんとかやっていけるんだ、ということだった。今思うと何言ってんだという話だが、とりあえず卒業時に仕事が決まってなくてもその瞬間には死なないんだなと分かった。そのときは私も焦っていたのだと思う。周囲が周囲なだけに「内定決まったよ」とかいう友人や先輩を見てもナンタラ商事だの外資コンサルだのあるいはメーカーとか色々言っていて「そんなとこで死ぬほど働くなんて絶対無理」と絶望していた。大学生であった私には「働く」ということがどういうことなのか、全然予想がついていなかった。完全に己を見失っていたけども、『ポトスライムの舟』を読んで、そういうところで働くだけが「仕事」ではない、とやっと気づけたのだった。

 

それからは就活用の真っ黒な鞄に、『ポトスライムの舟』を必ず入れていた。

 

大学生のころはいろんなことを知らなかったし、知らなかったので興味もなかったなあと今思う。だから、ポトスライムの舟が芥川賞を取った時も全然ピンと来なかったのだ。働くことの困難も、賃金の低さも、女同士の友達との連帯も、全てピンと来なかった。今ならそれらの重要さはあまりあるほど感じるのだけど、今にならないと感じることができなかった。労働問題とか全然よく知らなかったしそれなので興味が薄かった。世の中にブラック企業というのがあることは知っていたけど、自分の身に迫った問題ではなかった。私自身がそういうところでバイトせずに済んでいたせいが大きいし、当時には私の家族や親類も幸運なことに関わらずに済んでいた。

 

就職活動というもの自体が、私が初めてぶちあたった社会の理不尽だった。外資コンサルなんてものが存在することさえ就活するまで知らなかったんですけど、皆いつそんなもん知ったの? そしてそんなところの内定を取ってきたひとたちを見ながら、私は地元の、イオンで交通整理やってる同級生や老人ホームで看護師やってる同級生とかを思い出した。この世には恐ろしい格差があるのだと、背中が寒くなった。
なんで女だけ「ワークライフバランス」とかいちいち質問せんといかんのか、なんでこんな真冬にスカートストッキングで外に出んといかんのかも一切わからんかった。
大学の、教職のために教育学部で受けた講義で、格差や男女差別の問題に対して「この社会の理不尽!」と先生が激しく憤っていたことを思い出した。それから文学部のドイツ史の先生がジェンダー論をやっていたことも思い出した。文学部の進学説明会で上野千鶴子先生が女性差別について強い言葉で語っていたのを取り巻いていた冷たい空気についても。私はあれらをもっと正確に、受け取っておくべきだったのだ。


働き出してみると、働いていくということは本当に本当に難しい、ということがわかった。ポトスライムの舟は私の周囲で確実に現実になった。
私が新卒で就職した会社では、まず現場職員の給料の低さに驚いた。こんな金額では到底都内一人暮らしなど不可能というもので、こんな給料でよしとされている社会やばいと思ったし、宮崎では相当いいとこと言われているところに就職した地元の友達の手取り額聞いたら相当低くてびびったし(東京の3分の2くらいでは…?)、本社の残業の多さと女性社員の少なさは思った以上にインパクトがあった。
これが日本の「普通」なのかもしれないが、毎日夜10時まで働くなど狂気の沙汰ではないか?私は農村で生まれ育ったせいか、都会の「サラリーマン」というものを身近で見たことがなかったんだけども、まじでみんな10時とかまで働いてる?まじで??
それがどうも「まじ」らしい、ということが分かってきた。ありえない、と思った。夜帰ってくると子どもは既に寝ており…サラリーマンの悲哀…みたいなのをよくテレビで見かけてはいたけどそら子どもになど会えるわけがない。10時まで働いてたら。そして誰かと結婚したりても両方が同じように10時まで働いていたら、子どもなど育てられるわけがない。ということは、どちらかが辞めねばならない。当然女が辞めねばならない。

そんな馬鹿な、と思った。私は、正直なところ、結婚で仕事を辞めるひとなど今時いないんじゃないかと思っていた。大変浅はかだったが、そんな昭和みたいなこと今時ないと思っていたんですよ。あった。全然あった。今時でも全然あるわ。ていうか物理的に両方とも働くなんて無理だわ。
私はこんなところでは到底働けまい、と即座に思った。

 

大学を卒業してみんな働きだして以降、心身を壊して辞めるということが周囲のひとに次々起きた。
同年代の親戚の男子は1年で東京の仕事をやめて宮崎に戻った。地元の集落に帰ると、心身を壊して撤退してきたひとが結構いる。そんなひとばかりだ。大学のときの友達も、1年で仕事を辞めざるをえなかった。


こんなとこでは働けない、と思ってから私は即座に転職した。転職できたことに、私の「経歴のよさ」が一役どころでなくかっているのは自明である。
自分の経歴で、『ポトスライムの舟』に共感を抱くというのは「おこがましかった」のではないか、とも、思う。
ゆうても私、東大卒だし両親がいて普通に働いていたし特に家庭内不和とかもなかったし、しくしくしたりもしたけど結局いわゆる「大企業」の会社に新卒で就職できたし、今転職して中小だけど毎日定時で帰っている。
うつ病になって退職し現在手取り年収163万円という状況に、果たして共感する「資格」はあったのだろうか。

 

例えばなんですけど「うちも田舎で~」と聞く大抵の場合私の地元よりは街なので「それは田舎じゃねえよ!!」と言いたくなったりしてしまう。心が狭い。すみません。徒歩圏内に店があるうちはまだ街なのでは…?とか言いたくなったりする。公共交通機関に自力で乗ってどこかに行けるうちはまだまだよ…とか言いたくなる。そういう気持ちが、あることを私は知っている。


一方で、津村記久子の小説に出てくる人々というのは、大体大卒とかでそれなりに仕事をしていて、びっくりするような金持ちとかインテリとかはいないけどもびっくりするような不幸もない。それはそれで「ある程度の階層」の話であるとも言える。「大学に行ける」という階層のお話。大卒の人々が就いている職業お話。それにみんな「日本人」だ。出自による差別とかは、その話のなかには見えない。
これは、「そうじゃない人々」にとっては単なる切捨ての物語だろうかと思うと、つらくなる。

 

あと最新作はそうでもないと感じたけど、特に『ポトスライムの舟』なんか読むと、特に苦労もせず結婚できて専業主婦になって子どももいて経済的にも割合恵まれているというような大学の同級生「よし乃」への描写はキツい。なんだか「分かり合えない世界のひと」という感じで、主人公たちの身に迫った苦労や悩みや金銭的な苦しさに比べて「何フワフワしたこと言ってんだ」みたいな突き放したような冷たさを感じる。
TLに現れる、電車に乗っていたら「妊婦何様だコラ」とか嫌がらせを受けた、という話を思い出す。この世の「恵まれている」んじゃないか、と見なした人々への冷たい視線が、こんなところにも顔を出す。津村記久子は女同士の連帯を書くが、やはり社会に蔓延るミソジニーにひょっこりと腕を掴まれている。

 

この世にはとにかく山ほど差別や理不尽があって、私が知っているものは少なく、私が普段は関心の外に置いてしまっているものはとても多く、私が共感できるものはものすごく少ない。
自分が直面していない差別や理不尽に関心を払わないでおきながら、ふと目についた自分に直接降りかかってきた差別や理不尽にだけ抗議の声をあげるとしたら、随分都合のいい話だし説得力もないなと思う。

私の不幸は、「所詮その程度」の不幸でしかない。

 

しかし、それだからといって「お前は不幸ではない」というのも変な話だと思うのは私の不幸がやはり「所詮その程度」だからだけど、でも、「その程度」の不幸でも、私はそれよりは幸福になりたいと思うし、「その程度」の不幸でも私はそれが終わって幸福になってほしい、と友人たちに思う。

 

以前にこちらのブログでこの記事の翻訳を読んだ。

yk264.hatenablog.com


確かに、まあそう言いたくなることも、ある、と思う。
これは、なんというか、違うかもだが、例えば二時間電車に乗らないと都心に出られない、不便だ、とか言ってるひとに対しておい待ってくれよ私の地元なんてそもそも公共交通機関がゼロだぞとか言いたくなる気持ちに、似ているのかもしれない。いや、違うか…

なんかこう「そんなおかみのこと、こちとら関係なさすぎて」みたいなことはある。言いたくなる。それを無下にはできない。
お互いを思いやってお互いを応援していきたいが、それができないような卑屈な気持ちにさせるほどの苦しさやつらさに、どうやって打ち勝っていったらいいのだろうか。

 


今回、冒頭にあげた『この世にたやすい仕事はない』のほかに、『ポトスライムの舟』の5年後を描いた作品であるという『ポースケ』も読んだ。

ポトスのほうでは、何かお金を稼げることで時間を埋めておかないと不安になっていたナガセが、ポースケのほうではピアノを習っていた。月謝を払ってピアノを習う、ということができるようになっていて、本当によかったと思った。ヨシカのお店もうまくいっていたし、りつ子の子どもの恵奈はちゃんと育っていたし、前はちょっともう分かり合えないなという対象だったそよ乃が、子どもが不登校になって苦労していて、そんなに遠い世界の住人というわけでもなくなっていた。ポトスのときのヒリヒリした焦燥感やただ生きるということの困難さが薄れ、ポースケの世界は全体に丸く優しく暖かくなっているようで、よかったと思った。

 

一方で、今もまだポトスの世界にいて、つらい、苦しい、誰かを羨ましがらずにはいられないひとたちがいる。上を見たらキリがないけども、ひとりでも、ほんの少しでも、ポースケの世界に進んでいけたらいい、と思うが、それすら多分傲慢なのかもしれない。
たとえどんな仕事でも、本当にどんな仕事であっても、外資コンサルでも、イオンの交通整理であっても、「この世にたやすい仕事はない」と言いたい。
「所詮その程度」の私が言えるのは、それだけかもしれない。

 

「所詮その程度」の不幸であっても、乗り切るのがあまりにも難しいことがある。
ただ働いて、明日の家賃や携帯代金やお昼のコンビニ代を捻出する、それだけのことが、本当に困難で、それすら達成することが本当に難しい。


日曜にお墓参りに行った。晴れていて暑かった。
この世にたやすいことはひとつもない、と思う。私にとってたやすいことは誰かにとってはとても難しい。
難しいことが、死んだら全くないのだろうか。
そうならいいと本当に思うんだけど。

 

 

 

 

SHINee WORLD 2016~D×D×D~ Special Edition 楽園の先に地平線が見えた

くるくる

SHINeeの京セラドームと東京ドーム行ってきたぞ!!!

思い返せば2014年、ホールツアーからのアリーナツアー一日目広島グリーンアリーナで「ドームが決まりました~!」という発表に沸き、2015年3月14,15日の初ドームに誰もが号泣した初ドームから1年以上が経過した2016年5月である。

今回のドームはFCからのメールで昨年末(だったっけ?)さくっとお知らせされた。京セラ!行くっきゃないぜ馬鹿野郎!!!!!と
意気込んでフォロワーさんとも約束を取り付けたりなどしていたら、なんと初日仕事が入った。オーマイガッ!!

前回ドームというともうとにかく泣いた!号泣した!!感動した!!!という言葉しか出てこない本当にすばらしい内容だったんだけど、それは「やっとここへ辿り着いた」みたいな感慨が多分にあったせいもある。さて、じゃあ今回はどうなんだろう。というのが最初に思ったことだった。「二回目」というのはまあゆうたらそれが「特別」じゃなくて「日常」になる入り口なんだけど、そうしたらSHINeeはどうなるんだろう、というのが、あった。


というわけで迎えた京セラドーム。
私は土曜の仕事のあと飛行機にのって大阪へ向かった。何故飛行機かってマイルが貯まっているからさ。大阪に着いて携帯をフライトモードから解除すると、初日の感想がどばどば流れてきていた。それらを確認しつつ初日を見てきたフォロワーさんたちと梅田(?)の韓国料理屋さんで合流し、ご飯を食べた。そこはK-POPのMVが流れている店で、最初は空気をよんでSHINeeを流していたのだが、気がつくとバンタンになっていた。恐るべし防弾少年団。

私は話を聞いたりしながら、若干不安を覚えていた。TLやフォロワさんからの情報によると、「セトリも衣装もアリーナツアーとほぼ一緒」ということで、「去年みたいな特別感がなかった…」とちょっとがっかりしてたひとも結構いたからだ。
まあ確かになあ、とも思った。なんしろ前回がものすごい気合入ってたから、衣装もセトリも全部違ったし、それと比べちゃうのもあるかなと思った。そして自分も見て比べてちょっとガッカリしちゃったりしたらどうしよう、と怖くなった。

しかして当日、お友達とお好み焼きを食べたあと京セラドームに向かったわけですが、あふれるしゃおるちゃんたちの波を見ていたら心がちょっとずつ穏やかになるのを感じた。みんな楽しそうじゃないか!

そしてコンサートがはじまった訳ですが、何よりこの日、私今までで一番席がよかったんですよ!!!!!スタンド中央区の前から8列目くらいだったかと思うんですが、とにかくむちゃくちゃ見やすい。今までこんな中央からコンサートを見たことなかったけど、すごい!!!めちゃくちゃ見やすい!!!!!!ライティングがすごいきれいでした。真ん中から見るとこんなにすごいのか!!と感心しきり。
私はアリーナよりはスタンドのすごくいい席でコンサートみたい派なんですけど、これはすごかった。こんないい席向こう10年は回ってこないかも。ありがとう…感謝極まりない…。

コンサートの内容なんですけど、雑な感想申し訳ないんですけど、よかった。むちゃくちゃ楽しかった。
ライティングとかのきれいさに見とれたのもあるけど、セトリがあんまし変わらんのも全然気にせず楽しめた。知ってから行ったのもあると思う。


ていうかソロなんだけどね!!

個人的には一番印象に残っているのはなんつってもきーちゃんのソロだった。これね、本当によかった。BoA先輩の曲知らなかったけど(すいません…)めちゃくちゃかっこいい曲じゃないですかこれ!すぐ音源買ったよ。
インスタのおしゃれ写真にアーバンライフなきーちゃんがドームの大画面に映し出されて、その前で「ピザ!」と書かれたしかしホットドッグの絵のシャツを着たきーちゃんがバキバッキに踊る。私は思わず凝視してしまった。

いや、ほら、あのね、あったじゃないですか、リフォーム的な疑惑的な的な的なが。
「変わんなくない?」て言うひとも多かったしほんとのとこなんか分からんわけですけど、私の、個人の、個人的な感想ですけど、最初見たとき、「お、おおう、…まじで!?」て感じで正直えっ誰?みたいな。いやいいんですけどね、それ自体はまあやりたいならと思うけど、なんていうのか…こう、親しい友達と一ヶ月ぶりに会ったら突然リフォームしてたみたいな。そういう類の衝撃っていうか。わー久しぶり~て向こうから友達走ってきて、あーひさし、ぶ…え!?みたいな。そんで友達何も言わないみたいな。普段から何か言ったりしてたらああそうかあとも思ったんだけど、全然なかったのにいきなりで、特に言及もなくて、えっあっ気にしてたんだ、気にしてたんだ今まで、そっか、…そっか~~………!というね、感じだったんですよ。
しかもゆうたらその友達とは「世の中の美の基準と違うところもあるけど、ありのままで一緒におしゃれしたりしたいよね!」とか話してた(と勝手に思っていた)感じだったので、あ、ごめん、気づかなかったけど気にしてたことあったんだ、あったんだね、あったんだね……と。や、なんだろう、ああすごい「ありのままで~」とか言って私もすごい勢いで「ありのまま」の幻想をきーちゃんに投影してたんだなってね、そう思って、ああ、ごめんなさい、今まで、ごめんなさい、とも、思ったんです。

その後も写真があがるたびに「お、おおう…」と思っちゃうところがあって、ああ私きーちゃんの顔ペンなとこもあったのかなあ、いやどうなのかなあ、とかひとりでごろごろしていた。

その、私がごろごろしながら見ていたきーちゃんのインスタの写真が、ドームの大画面に映し出される。疑惑以前の写真も映った。全部美しくて素敵なきーちゃんの写真であって、その前できーちゃんが「輝きたいなら磨かなきゃでしょ」と歌っていた。それを見ていたら、なんだか、私がひとりでごろごろしたりしていた気持ちが、ふっと浄化されたような気がした。
お前はひとりで何を思ってるのだ、お前はきーちゃんのことは何にも知らないじゃないか、そして、ここで大画面に映っている、踊っている、今この瞬間のこのひとこそが、私の目に映るきーちゃんの全てではないか。
そう思ったら、何かが軽くなるのを感じた。とにかくこれでいいんだろうと思った。輝きたいなら磨かなきゃなんだもの。
そんで、「もっとハートちょうだーい」ってインスタ自己顕示無間地獄にもポジティブに乗りこなしていくきーちゃんの姿に、本当に軽やかなものを感じた。いやまあそれもまた勝手な思い込みなんですけどね。実際のとこなんか知りませんから。
今改めて歌詞をみると本当にいいですね。ボア先輩もありがとう。


そのあとのジョンヒョンさんのクレイジーは真っ赤な衣装がちょっとセクシーな感じもしてよかったですね。しかしデジャブよりさらに掛け声が難しくないですか…金ジョンヒョンて叫ぶタイミングがよくわからないまま最終日まで終わってしまった。ごめん。
東京ドームででしたっけ?ジョンヒョンさんが「クレイジーのキャラクターが降りてくる」という表現をしてて、そういう風に曲に対してやってるんだなと思った。ちょっと今は…と行ってたけど、新曲のちょあ見ると確かにクレイジーとはだいぶ方向性が違ってたので、気持ちをもっていくのが難しいところもあるんだろうと思う。ちょっと演技みたいですね。ご本人は演技苦手だけど。次どっかでちょあ聴きたいなあ~~ちょあちょあ!(カンタ先輩とかぶっている…)
てかちょあめっちゃよくないですかすげー聴いてる。


ミノ君のキセキはまじでキセキだった。
今まで「GReeeeN?キセキ?笑」とか言っていた過去の私はミノ君のいる方角に向かって100回土下座すべき。もうしわけなかった!!!私の心が歪んでいた!!!!この曲、幾度となく耳にしていたけどこんなに真剣に聴いたのは人生初だった。めっちゃいい歌やないか(号泣)!!!!!!!!!!!!

突然野球の実況席が映り(しかも生だったらしい。まじでか)、「9回裏、どうするこのピンチ、おおっと?ここでピッチャー交代です!!ミンホ!!!!」という興奮の実況とともにマウンドではなくステージに登るチェミノ選手。
ピッチャーーーーーー!!!チェミノピッチャーーーーーーーー!!!!!!!!

実況「さあ、この状況で、どうするミンホ選手、では、歌っていただきましょう!」
私\歌うんかい!!!!!!!!!!!!!!!!/

そして歌い出すチェミノ選手。「明日、今日よりもすきになれる~あふれるおも~いがとまらない~~」見ているこっちの思いが止まらないよ…気がついたら泣きかけていた。自分がまさかキセキでこんなに感動するとは思わなかった。ミノくん…ミノくん…なんていいやつなんだ君は!!!!!

こんなに足が長くてスタイルが良くて顔ちっちゃくてイケメンでなのにここでアイドルやってくれているミノくん、キセキを歌ってくれるミノくん、尊すぎる。多分5人のなかで、1番「今アイドルをやっていること」に1番奇跡を感じるのはミノくんなんじゃないかと思う。絶対に音楽やりたいとかダンスやりたいとかそういうところから入ったひとではないからこそ、今ここに立って歌っていることに対して、巡り合わせ的なものを感じるんじゃないかなーというのもまた私の勝手な感想ですけども。そんなミノくんが「ファンへの思い」としてキセキを歌ってくれるとはなんと尊いことかミノくんよ。

昨年の東京ドームといえば謎のタキシード仮面様(?)からのケラケラじゃんけんで全しゃおるが膝から崩れ落ちた訳だが、いや、あれはあれでね、私はだいすきなんですけど、カッコよさ極まるミノくんを期待していたミノペンさんたちも多かったのである。しかしそこで他メンバーのやることを考えて空気読み込んでケラケラじゃんけんしてくるミノくんがまた更に尊いんだけどさ…。今回どうだったろうか。カッコよさ極まるミノくんというよりも、とにかく全体に奇跡を感じるキセキであった。いやだってこんなにイケメンなのにその上ファンにこんな歌歌ってくれるなんていいやつすぎるではないか…こんなにイケメンで足が長いのにその上こんなにいいやつなんて、前世でどれだけ徳を積んだんだ君は。ここで解脱するしかないな!!!!!!!!!!!!!


おにゅさんのソロ、私ドームの前に友達と「またオペラ歌ったらどうしよう笑」とか言ってたんですけどね。

歌ったねオペラね!!!

いやー誰も寝てはならぬ。私前にファンクラブのなんかとかで小田和正すきです〜みたいなの見かけてからこれはソロ小田和正フラグ!と思ってたけど外れ方ハンパなかった。ネッセンドルマだった。ネ〜〜ッセンド〜〜〜〜ルマ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 おにゅさんのことがますます分からなくなる。お手上げだ。迷宮入りだ。おにゅさんは永遠の未解決事件や(?)。いや歌上手いですね!!?ほんっと気持ち良く声が出ますね!!!!!

おにゅさん宇宙に迷い込んだ気分で家に帰ってSHINeeの初ソウルコンのDVDを久しぶりに引っ張り出して来て見てみたら、ネッセンドルマ今の方が100倍うまかった。いやすごいわ!みんな聴き比べてくれ!!!今の方が100倍うまい!声の通りが違う!!いやーすごいわ。おにゅさんすごいわ。手術とかもあったしもっかい歌ってみたくなったのかもしれぬ。おにゅ宇宙の真理は遠い。おにゅ宇宙すごい……(ところで私は待てども待てどもおにゅさんのソロが出ないのは、多分ここまできたら会社がさせないのではくおにゅさんが「ワークライフバランス」派社員だからだと見込んでいる)


そして!!!!イテミン!!!!!イテミンのソロ!!!!!!!!!!!

みんな見た?あの衣装見た?シャアとか赤い彗星とか色々意見あろうが私の中ではこれ一択や!少女革命ウテナや!!!!!!!!胸から剣が出る!!!!間違いない!!!!!自分で剣出して自分で闘えそう!!!決闘にかけるのは自分の絶対に叶えたい夢よ!!!

日本語版が出たから絶対PYNやるだろうな〜〜DDはやらないかなーとか思ってたけどまさかone by one から始まるとは思わなかった。出だしのギターがむちゃくちゃカッコいい…!!!続くソルジャーでテミンさんの声だけがドームに響くのを聴いたら、この暗闇に浮かぶ王子様の歌声に鳥肌たったわ。テミンさんにはドームが似合うね!この大きさこそがあなたが治めるべき王国だわ…!あなたはここの王子様なの!!(アッ王子様の呪いが!)そして日本語になってる!マジカヨ!逆に掛け声ができないヨ!!

いやー衣装も素晴らしいソロだった…ああいうゴテゴテ、テミンさんまじでお似合いになるよね…真っ赤な服も素晴らしい。素晴らしいよ…テミンさんブレない… ていうか日本でなんかしたりする?ソロ活する?一応準備してお財布あっためてるから…もし来てくださるんならよろしくありがとう…もしもしなんかあるならはやくお知らせしてくれるとうれしい…お財布からヒヨコ孵りそう…ぴよぴよ…


ソロ以外もほんと楽しめました。途中バラードターンはちょっと間延びしたかなとも思うし、ラブシック絶対あるだろと思って行ったのになかったの悲しかったけど、てかもちょっとOddに入ってる曲とかやってくれていいのよ?とかも!思うけど!!思い出したらキリないけど!!

今回アリーナ含めてよかったのは圧倒的に衣装だと思う。きーちゃんが選んだ今回の衣装ほんといいよね。オシャレでだいすき。今度から全部きーちゃんにしてもらお?でもジョンヒョンさんの下半身テッカテカ衣装がドーム仕様でなくなったの惜しかったよ!あのエロいやつもっかい見たかった!


ちなみにこの日は横が韓国しゃおるちゃんで達だったんですが、とにかく掛け声のやる気が違うというか、声が出てる部分が違う。腹から出てる。何が違うんだろうか。いつも思うけど、同じ掛け声しても日本だと高いよね声が。韓国のコンサートの映像とか見ると、あっちのほうが声が低く感じる。日本語は音が高いというしその辺関係あるんでしょうか。とにかく腹から声が出てるのに感心した。私ももっと精進したい。彼女たち横でずーーっと「もしったー!!!」「きよおーー!!!」と言ってた。わかるぞ!!私もそう思うぞ!!!

 


京セラのあと、「もっとハートちょうだい」っていうところでみんなでハート出しましょうよっていうのがツイッターとかであって、私もこれまでペンラ以外のものを持ってったことなかったんですが初めてつくって持って行った。あそこできーちゃんにハートで「みんな君がだいすきなんだよ!」ていう気持ちが伝えられたらいいなあと思ったので。
果たしてどんなもんだろうと思って向かった東京ドーム一日目、ハートちょうだーーいのところでハートをすかさず取り出して見ると、きーちゃんがハートちょうだいを言い切れないほどびっくりしているのが見えた。

「ハートちょうだ………!!?????」

てなってた!すっごいよかったよね。いつも気持ちをもらってばかりだけど、伝えられる機会があるってやっぱりいいよなと私は思う。だからこういうファンの主体的なところとかすごいいいよな〜〜といつも思うのだ。お膳立てだけじゃなくて。伝わってよかった。あの歌だからこそさらにそう思う。輝きたいなら磨かなきゃでしょ、でもそんなあなたもすきだし今のあなたもすきなのよ…!

東京ドームの2日目、最終日には去年と同じマスゲーム(?)イベントがあった。時間がなくて若干バタバタしてたのは少し惜しかったけど、全体的に、本当にとても幸せな感じだった。東京ドーム2日間は、ド平日にも関わらず駆けつけた、SHINeeがだいすきでたまらんみたいなファンが多かったのかもしれないけど、ジョンヒョンさんにすごい歓声が起こったりとかSHINeeの一挙一動を残さずひろいあげる反応で、とにかくあの広い空間隅々まで、SHINeeの煌めきとファンの幸せが満ちてキラキラしていた。アイドルってこのキラキラなのかな〜〜と思った。前のときはいろんな思い入れが詰まってたけど、今回は本当に軽やかでよかった。「誰も泣かないコンサート」とか言ってたけど、「日常」になった感じ。

アイドルってとにかく思い入れを注ぎ込みがちで、私も本当にそうなんだけど、もっと軽やかに、日常に、なったら多分いいんだよなあ、と、きらきら光る緑の光達を見ながら思った。本当にきらきらしていた。こうやって煌めいて明るく楽しい空間にひたすらいたい、そしたらどんなにいいだろうと思った。どうでしょうかSHINeeのみなさま、彼らは、どこに行くんだろうか。



とかまで書いてたけどていうか昨日のこれなんなの?f:id:fuhouse:20160527231916j:image
ちょあなのはきーちゃんなの?She isきーちゃんなの??

じょんきーいずやっぱり再びリアルやったんや!!!!!!!の祭から一夜明け、私は今日21時まで仕事だったのにめっちゃ元気だ。明日も仕事だけどめっちゃ元気だ。

いや私じょんきー過激派とかじゃないんですけど、なんだろう、この「サービスの良さ」みたいなものにびっくりしてね!?SHINeeの。
「この歌詞って内容がきーちゃんみたいだよね~!」とか言ってたら「なんかこれ僕のことみたいじゃない?」ってテレビで言ったーーーーー、だしオニュさんがラジオの臨時DJで「SHINee祝ってください」てハッピバースデー歌わせるし、なんなの、なんなの、SHINeeサービスよすぎる。ファンの希望を汲んで汲みまくってナチュラルにその先から手を差し伸べてくるSHINeeのサービスまじ強いこわい!

そんなお金払ってないのにホテル泊まってみたらすごいサービスよくてびびってる感じだ。マンゴー食べたいなーつったらフルーツ盛り合わせ出てきた!?えっなにこれ!?みたいな!

こんなサービス受けたらここから出られなくなっちゃうよ〜〜こわいよ〜〜こんないいものがこの世にあるはずないのになんでこんな素晴らしいの〜〜いつどんな形でこの楽園が失くなるのか最早気が気でない。どうしたらいいんだ。一周回って心配だ。だってこんな都合のいい、ええ、えええーーー!

どうしようここはおそろしい楽園だ。


 

 

 

 

 

 

 

BBCシャーロックを見た話

くるくる

先日、ついにBBCシャーロックの「忌まわしき花嫁」を見た。
映画館で放映されたときから「同人誌だった」「すごい同人誌だった」という感想が流れていたけども、昨日実際見た感想はただひとつだ。すごい同人誌だった。

まず始まった瞬間からすごい二次創作感で、「ウワー!シャーロックとジョンがビクトリア朝のコスプレしてるよ!!!」と興奮したものの次の瞬間にそもそも大本がビクトリア朝だったことに気づく。あれ…?そもそもBBCシャーロックがもともとのシャーロックの現代パロディだったはずなのでこれは二次創作の二次創作の…んんん!?

なんかよくわからんけど認識が捻れて一周回ってビクトリア朝に戻ってきたようである。メビウスの輪的な…?

原作がビクトリア朝なんだぞ!!といくら自分に言い聞かせてもさめやらぬ二次創作感とともに見続けていると、なんかこう心の底から萌えの気持ちが湧き上がってきた。
はっ
これは、「このカポーのセックスが見たい!!!!!」という熱い気持ち!!!!


いやね、なんか最近「私もう腐女子じゃないのかな…?」とか思ってたんですよね。だって目下私の推しであるSHINeeちゃんを見ても全然そういう気持ちにならないんですよ。「わー……かわいいな………泣!(終)」みたいな。戯れる小動物を見て朗らかな気持ちになる的な。それ以上の気持ちが湧き出てこないんで、私もついにアイドルによって性欲まで昇華されたのかと感慨深い気持ちになってたんですけどそんなことなかったね。普通にあったね。

久々に腐女子の魂が体内で踊るのを感じつつ鑑賞を続ける。すると途中でいきなり現代版BBSシャーロックが出てきたではないか。
「同人誌かよ!!!!!!!!!!!」
と叫んだがそもそもこれは同人誌だった。どうやら現代のシャーロックとビクトリア朝のシャーロックはどこかでリンクしている世界らしい。特にひねりのない東アジアの人間である私は、疑問なしに「はー、生まれ変わりか~!」となんだその同人誌みたいな設定と思っていたがどうもそうではなくて、シャーロックのマインドパレスを通じでつながる深層心理的な…相互にシャーロックのヤク中の幻想みたいな存在であるらしい。どっちが現実かはわからないがどっちが現実でもあるかもしれないという。

なんだそれ、おい、すごいぞ(同人誌的な意味で)


いや生まれ変わりでもいいや。そういえばキリスト教圏の人間は生まれ変わらないのだろうか?よく知らんけどとにかくまあそれはよくて、とにかく「えーいリンクさせちゃえ!」ていうその萌えバットで薙ぎ倒す的感覚がすごい。BBCの予算でよくもそんなことやったな!!?
その後「頭を打ち抜いたのに生き返る…」という振りからモリアーティまで再登場する。クリームあんみつ苺バナナさくらんぼソフトクリームトッピング(緑茶付き)みたいな展開である。

ビクトリア朝の世界で展開していた殺人事件は、男性にひどい目に遭わされた女性達が結託して男ども殺したる隊を結成してやったことだということがわか…るのだが(わかったのか?結局この事件なんだったんだ?)、最終的に殺人を行ったのは被害者の妻である!犯人は、お前だ!とやったところ「何言ってんだよ~~ん」とウェディングドレス姿のモリアーティが現れそのままマインドパレスに誘われてしまった。結局犯人は誰だったんだ。

というか、何故あの女性達は謎の衣装で黒ミサみたいなのをしていたんだろうか。男にひどい目に遭わされた→男殺したるで団結成、というのはわかるとして何故あんなおどろおどろしい格好をしていたんだろうか。黒ミサで男の不幸と復讐の成功を祈っていたのだろうか。


あんまし関係ないけど私は、よく日本のミステリーにある「そんなこと、○○さんは望んでいませんよ!」というのが本当に嫌いである。望んでるかもしれないじゃないか。少なくとも、私は、もしなにかしら誰かのせい(と思われるような状況で)不幸な死に方をしたら、犯人にはこの世のもっとも残酷な方法で苦しんでほしいと思う。自分の友達や身内には復讐の念に燃えて自身の人生を無駄にしてほしくはないが、犯人には確実に復讐したい。貞子みたいに化けて出てむちゃくちゃな恐怖を味あわせたいね。

復讐を肯定するというより、なんか被害者の無念や悲しみがすっごい軽んじられてる気がするんですよ、「そんなこと○○さんは望んでませんよ!」ってそんな菩薩じゃないんだからさ、被害者がみんなそんな菩薩みたいなわけないじゃん?普通に無念だろ、酷い目に遭ったら。それとも死んだら全員仏になれる式の方向性なの?


社会的なマイノリティや弱者がどの属性からも酷い目に遭いやすい
→実際酷い目に遭う
→その悲しみや恨みを人殺しなどの不法な手段で晴らす
→人殺しはやはり人殺しなのだ…と宣告される
→被害者も修羅の道に落ちてしまったのだ…と泣き崩れる


といういつものストーリー、本当なんだかなあと思う。社会的なマイノリティや弱者はどこまでいってもそういう「つらいループ」から抜け出せないのかよ、と思う。その悲しみを、全部背負わなきゃいけないのかよ。蟻地獄なのか。

今回の忌まわしき花嫁は、別に本当に酷い目に遭った女性のその窮状をよくよく伝えたいとか別にそういうのでもなかったので、尻切れトンボな事件の終わり方も要はそこは問題ではなくて、シャーロックのなかの深いところにあった女性という存在への感情を表す演出のひとつだったのでしょうけど。
それが、「罪悪感」みたいなものだというのが、シャーロックが根本的に「いいひと」なのを表してるのかなあと思った。女性がどんな酷い目に遭おうが、それが社会的な不均衡の構造のなかで起きてることであろうが、「どうでもいい」と言えるような人間ではない、ということというか。「男」のひとりとしてその構造の上に乗っかってることを理解している、という意識のなかにさらにそういうことを知っていながら「どうでもいいじゃないか」と言えるモリアーティが立ち現れる、というのもまたなるほど、である。

そういえば「相棒」とか見てても、変人で有名な右京さんが「たとえ何があっても人殺しだけは絶対にいけない」という強固な信念を持っているのも結構謎だ。単にものすごく倫理的なだけかもしれないけど、ほかの色々な部分との整合性が微妙というか…なんでそこだけそんな倫理的なの?と思う。
いや倫理的結構なんだけど、ほかの部分では色々「こんな型破りしちゃうもんね」的なキャラクターなのにそこだけ妙に律儀なのでキャラのなかで浮いて見えるというかですね…なんだろう何がいけないんだろう…??

BBCシャーロックのシャーロックは、その辺の「揺れ」がうまいなあ、と思うんです。
「こちら側」、「殺人は悪」、と言える側に立っているけど、ぐらぐらと揺れててふとすると本当に「あちら側(モリアーティ)」に引っ張られそうな感じがある。
あとジョンも実は「あちら側」に容易に(しかも健康的に)行けそうな感じがあるのもいいですね!(いやていうか実際人殺ししてるし…?)いざとなったらシャーロックより簡単に行けそうだし、シャーロックと違って人格を保ったまま行けそうなところがよい。そういう人物だからこそバディでいられるんだよな~~~バディは対等でこそだよな~~~~だからバディものってやめられないのさ~~~~
※シーズン1第1話でジョンが銃を撃ったあのラストを見たとき、私はバナナフィッシュを思い出した。バナナフィッシュの何が悲しいってやっぱりアッシュがひたすら孤独なところで、英二はどこまでも彼の「対等な」友人ではなかったんですよ。つらい役目は全部アッシュが引き受けてて、英二は「守られる」存在でしかなくてそれがつらかった。天才的な主人公がいたとき、やっぱりそのバディとなる友人も同じように何かを背負わないと「対等」にはなれないと確信してるんですけど、わかってるな!!!!わかってるな!!!!!!!そうだよそうなんだよ!!!そこでピストルの引き金を引くのはジョンでなきゃ駄目なのさ~~~~!!!!!!!!!!!


とにかく世界一カネかけた同人誌っていうのが見終えた感想なんですけど、同人誌の醍醐味って、やっぱり「むちゃくちゃだけどとにかく萌えの情熱が大気圏を突破している」って作品があることだと思うんですよね!!?絵のうまさとか話のよさとかももちろんあるんですけど、とにかく「同人誌でしか出会えない」作品ていうのがあって、なんだこれ意味わかんねーーー!!!!!でもでもわかる!!わかるぞ!!!その高まる萌えをとにかく紙面(画面?)にぶつけたそのパッション!!!すげえよそのパッション!!!!!
ていう同人誌に出会うと「いやーーーーーやっぱ同人誌ってサイコーだな!」てなるんですけど、それだな。その気持ちでした。


それにしても私は自分の萌えポイントを再確認した。
「お互いに心の底から憎みあっている、世界中で無二に憎みあうふたり」
やはりこれだ!これが私のやおいスイッチ!!!!
~憎しみと愛は表裏一体~ これやな!!!!!!!


というわけで最後に、私のサンジ君からのゾロへの想いソングであるこちらを聴いてください…


宇多田ヒカル (Utada Hikaru) - Letters